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雨上がりの後ろ姿

作者: 篠城将朝

空気をゆがませるほどの暑さの中で

白い傘をさした女性が遠くに見え

たちまち空には暗雲たちこめ

地をゆるがすような雷鳴と

刺さるような大粒の雨

空を仰いだ女性は傘をたたみ

振り返ることはなく

そのまま道の向こう側へと

滑るように歩き続け

滝の雨に消えていく

どこかで竜のうなり声が聞こえ

稲光が空を割り

暗雲はまとまりを失い

間もなく空には青がにじみだす

気づけば空には太陽が戻り

辺りに夏の日差しをばらまくも

そこは少しだけ涼しくなっていた

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