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ピンクアフロ  作者: 黒素
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第六話「恋色ピンク」

双子の人造人間の面倒を見ることになってご機嫌のピンクアフロ。

周囲の心配は当たり前だが気にしない。

書き溜めたのを投稿する前に挿絵が付けれるとわかってそういえば十年ほど前に買ったペンタブで白黒でも描こうかと無謀にも思った。

昔漫画家に憧れたこともあるし楽勝♪楽勝♪・・・・・・あら?どうやって使うのこれ?そういえば使い方がわからんでしまったままだった。

使い方検索・・・液晶のタブレット欲しいな・・・脱線。

使い方検索・・・ノートPCって新しいの欲しいよね・・・脱線。

使い方・・・いやいーから描いてみろ・・・紙がない・・・ヤメ。

てなわけで第六話どうぞー!

第六話「恋色ピンク」


りんごパイラーメンに信州そばクッキーに温泉饅頭に湯の花の恋人とその他にご当地ゆるキャラのストラップやぬいぐるみと大量の謎チョイスのお土産を一正のデスクに広げながらことの顛末を話し、身振り手振り付きの観光話を写真や動画付きでピンクアフロが話終わるまで一正はかなり苦痛だった。


ルナと楓は早速フルワンとフルツーと打ち解けた様で結も入れて五人キャッキャと盛り上がっている。


フルワンとフルツーの表情の変化は少なく喋り方もぎこちないが敵意などはなさそうだった。


色々と突っ込みたいところもあるが天然地雷先代所長が図らずも一枚噛んでいたことで最初からこうなるべくしてこうなったことのように一正には思えた。


フルワンとフルツーはピンクアフロが引き取ると言うのにも一正に異論はなかった。




「いいんですかー?あんな変態ピンクに美少女二人任せておいて・・・。結ちゃんは不幸にも嫁だから仕方ないとしても2人まで小さくしてロリハーレムは不味くないですか?」


ピンクアフロ達が帰ってからようやくいつもの落ち着きがオフィスに戻って来た頃楓が一正に訴えかけた。


「そうですよ!あんな可愛い子二人を危険に晒すのは良くないと思います!」

ルナまでも一正に訴える。


「いえいえ大丈夫ですよ。何処の企業が絡んでくるのか判りませんが現状の危険度は低いと思いまよ。色々仕掛けや結界もしてるそうですし監視の目もないようで・・・」


「違いますよーあの変態ピンクですよ?いやらしいじゃないですか!」楓の変態ピンク攻撃にあーそっちかと思いながら一正が言った。


「まあまあ、お二人の言い分もよく判りますが変態ピンクは妹バカですから結さん以外の他の子には手は出さないと思いますよ」


一正の言ったことを露骨に信じられないというふうに「ええーーー」と漏らす二人に笑いながら一正が言った。


「話したところで簡単に伝わるものではありませんが言動も性癖も変態ではた迷惑でウザい変な髪型で服の配色もセンスゼロでディスり始めたらきりがありませんが一途な変態ですよ」


「一途に変態さんは駄目じゃないですか!」と楓。


「それは違ってるかも・・・一途に結ちゃんのことを想う変態さんということじゃ・・・」とルナ。


「ルナさんが正解です」と一正。


「でもいくら一途でも魔術の血ってそんなに大事かなぁ?私達って恋愛凄く窮屈ですよね・・・」ふとルナこぼした。


「確かにそうだよね。普通のイケメン選べないし」と楓が相槌を打つ。


「結ちゃんだってもし魔術の血の縛りがなければ小さくされたりあんな変態ピンクに付き従うこともないですよね。もっとこう清潔感のあってスーツとかばしっと着こなすような男性とお似合いになれるのに・・・」


ルナの怒涛の変態ピンク非難は別に構わなかった一正だがある一点については意見することにした。


「結さんは今幸せそうですし私は問題ないと思いますよ。当人同士、個人それぞれの価値観ですからね。そういった意味では満は結さんを本当に愛していますしそれは結さんも同じということです。それよりも魔術の血のことですが・・・」


そこまで言ってから少し思案して一正はいつもの質問形式で話し始めた。


「もしも楓さんやルナさんが魔術と全く関係のない男性に恋したとしましょう」

うんうんと身を乗り出す二人。


「魔術の血を守るとかそんなことの前に自分の家の魔術のことをその男性に話せますか?」


「話す!」と即答の楓と「うーん」と悩むルナ。


「魔術は一般的には隠すことになっているのですが・・・」無邪気な楓の即答は予想外だったので困惑する一正。


「そっか。そうだった」と悪びれもなく笑う楓に一応覚えてたかとホッとしながら一正が言う。


「おそらく一般の男性や女性と結婚すると言い出して反対するご両親もご兄弟も多分いないでしょう。魔術を隠しながらの親戚付き合いも理解してやってくれるでしょう。私だって反対しません。魔術の血を濃くは出来ませんが残すことは出来ていますので反対する理由が無いのです」


意外かもしれないが子供の幸せを願うことが家の繁栄をもたらすことになるのを常識と魔術家系はしているので一正の言う通り娘や息子が願うのならば子孫を残せる以上反対されることはないのである。強要でなく意志をもって受け継がねば進歩もなくいずれ衰退し消滅する。


一個を認めて十個を残す。一代、二代と沈黙しても三代目で開花させる。そういう長い長い歳月を考慮した考えである。


「でもここでよく考えてくださいね。もしも結婚した男性の方に隠し事があった場合お二人はどう思いますか?どんな理由にしろ打ち明けてもらえなかったら・・・もちろん隠し通してくれていれば問題ありませんがどういうわけか男女間の隠し事ほど秘密の漏洩する率の高いものはないと聞いていますよ」


「隠し事されるのは絶対やだ・・・」と楓。


「隠し事するのも私は嫌かも?」とルナ。


二人の答えに満足しながら一正が付け加えた。

「きっとそういう前例は少なからず昔からあったのだと思います。推測ですが浦島太郎さんも竜宮城から戻ってすぐ煙でおじいさんとかは乙姫さんが魔術の名家の娘で離縁したから口封じだったかもですし鶴の恩返しなんかも一般の男性と結婚してから錬金術しているのを見られて出ていったとか考えられますしね。少々脱線しましたが男女交際の基本は包み隠さずだと私は考えていますよ」


目からウロコをボロボロと落とすしかない楓とルナだった。




家に戻る前にフルワンとフルツーの食器や日用品、追加衣類の買い物したりしていると夜になってしまった。


あれやこれやと選びながらメイド服も忘れないピンクアフロとフルワンには白猫の、フルツーには黒猫のキャラクターの付いたものを選んでいく結。


まだ笑うことはなく無機質な表情なままのフルワンとフルツーだがピンクアフロと結には二人が少しづつ少しづつ見分けられるようにもなってきた。


気にしないとわからないが動作のあと一瞬とまりよく「伸び」をするのがフルワンで何かに反応した時若干動作が早く滑らかで甘いものが気に入っているらしいのがフルツーだったりする。


家に入るととりあえず買ってきた品物を並べてどうしまっておくか二人の部屋はどうするのかとか結は思案していた。

部屋は普段リビングと寝室用に1部屋。残り2部屋のうち1部屋は物置にしていたが1部屋は兄様の趣味のいつも困らせられる怪しい器具を物置部屋へすぐにでも移動さえれば1部屋すぐに用意出来るかな・・・あ!


「兄様大変です。お部屋はすぐに用意出来ますけれどお布団も買うの忘れています」結が慌てて言うとピンクアフロが落ち着き払って「チッチッチッ」と指であの誰がやってもウザい仕草をした。


「大丈夫だ!ベットは使わない主義であるから皆で寝れる!」どどーんと意味なく大声で叫ぶピンクアフロ。


確かに寝室にしているリビングに隣接した8畳の和室はフローリングに改造して体育の個人授業の自由度重視にするために他に家具もなくふかふかのダブルの布団が敷いてあるだけである。


「んんー?心配するなこれからは家でするのはちょっとだけ控える!」とさらに高らかに宣言するピンクアフロ。


「控えるだけなのですね・・・でもお布団は買わないとです・・・」と引き気味の結。


そんなやり取りの横でお互いの猫の着ぐるみパジャマやメイド服を手に取り不思議そうにしていた。




オフィスの恋バナの勢いはとどまることなく続いていた。

元々一正に対して恋心を抱いているルナはもちろん楓もノリノリになったため一正が色々と尋問されていた。


「所長の好きな女性のタイプは?」「今まで付き合った女性は何人?」「どうして結婚しないの?」などなど。


のらりくらりと質問に答えずにかわしていたがそろそろ限界だった。依頼の電話やメールでもあれば二匹の子犬はおとなしくなるかもしれないが相変わらず暇な職場に一正への救済はなかった。


ルナにしてみれば普段食べ物の話が最優先の楓が乗ってきていて自然な流れでの恋バナは一正のそっち方面の情報を聞き出す願ってもないチャンスだった。日頃の雑談は業務に関する話題が殆どでたまに一正のする魔術関係にこだわらないトリビアも好きなルナだが今日は何より勢いがついている楓に乗っかることが出来る。


「所長!好きな女性のタイプです!外見は有名人で例えてくださいよー!クレオパトラとか無しです!」勢いのまま楓が一つ目の質問を逃げれないように詰めてゆく。


「うーん。困りしたね・・・女優の鳳 沙弥香さんと言ってもわからないでしょうし・・・」わざと年代に合わない女優を例に出して注意を逸らす作戦に出た一正だったが「じゃあ性格はー?」と外見どーでもいーんかい!の楓。


「うーん・・・普通に性格悪い娘さんは選ばないですよね・・・」と当たり障りのない回答の一正。


「あ・・あのあの・・・今までお付き合いした女性は・・・?」ルナは一番聞きたいことを頑張った。好きな人の過去はやはり気になるものでよくモテたに違いないと睨んでいるルナだった。


「えーっと・・・私は魔術の才能がありませんだしたからお相手はなかなかいなくてですね・・・」一正がオブラートに包んで答える。


「ええー?所長ってモテたんじゃないのー?」楓が言ったがルナもうんうんと身を乗り出す。

二匹の子犬の真っ直ぐな視線から目を逸らす一正。


背もスラリと高く物腰も柔らかで落ち着いていて気配りもあった一正は確かに人気があった。だが普通の家の娘達が大半だったので自然と付き合う対象からは外れてしまう。

かと言って魔術の才能の無い一正には魔術の才能がある娘にはやはり距離を置いてしまった。


正直二代続いて才能が現れなかった家系である負い目と少しでも良い血との縁を求めてしまう相反する気持ちのお陰で女性経験が無いわけではないが結果的に誰とも付き合うことはなかったのである。


ここで所長になる以前のまだ調査班だった頃からもそんな考えのせいで自分のことより他人の恋愛の助力に徹してきた。特に先代所長の時の苦労は沖縄での結婚式当日に至るまで語り始めると誰しも涙するほどの笑い話ではあるが・・・。


「いえいえ、本当に私にそんなに浮いた話はありませんよ。今も一人寂しく家に帰るとネトゲして暇潰すしか出来ませんし面白いですよネットゲーム」


とにかく恋愛話から逸らそうと趣味の話題のエサを撒く。


「ネトゲー!所長そんなのやってたの?」それに見事に食いつく楓。


「ええ、始めは無料の範囲でしたが今ではかなり課金もしてますしね。そんなにプレイスキルはありませんが・・・」


「ねーねーどんなゲーム?」「私でも出来る?」「宇宙を舞台にして惑星探査のゲームですね」


すっかり一正の策にはまりネットゲームの話になってしまったことに少し不満はあったが一正の趣味なら自分もやれば距離が近づくかもしれないと思ったルナも聞きなれないネットゲームというものの話に参加することにした。




一正は鈍感ではない。

そして軽い性格でもない。


ルナの幼い恋心が自分に向いているかもしれないことも気がついてはいるが・・・。


あの変態ピンクならば笑い飛ばす様なことで自分が悩んでいることも自覚していた。


もしもルナが調査班の誰かに恋をして相談でもしてくれていたら今まで通り奮闘しただろう。


趣味の共有くらいは構わないかもしれないし良縁があれば二人も落ち着く所に落ち着くだろう・・・自分よりも良い縁はいくらでもある。そう思いながら二人にネットゲームを紹介していく一正だった。




その後3人仲良くネットゲームを始めたせいで寝不足が続く魔術医師協会オフィスであった。

つなぎの話、お話だけでなく全体に対するつなぎになる物ってなんでも大事だなーと書いてると思いました。

続きはまた数時間後に・・・挿絵はまだですがいつか描いていれたいですね。

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