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君と僕の日常  作者: アリタカ
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天との初めての出会い

私はよく夢を見ます。

それは小学生の頃のとても大切な思い出の夢です。

私は髪の色は銀髪、目の色が左が青色で右が金色で違うオッドアイと呼ばれるものでした。

小学生一年生の頃はそれが理由で避けられたり、自分たちと違うと、こそこそ言われていました。

そんな生活が1年続き新しい小学校に転校することになりましたが、そのときは先生しか見送ってくれませんでした。

新しい学校でもこうなると思うとすごくいやでした。

ですが、そんな予想は外れてしまったのです。

 「この学校に転校してきました。倉島 沙織といいますこれからよろしくお願いします」

と言って頭を下げた時には確かに、クラスメイトになった人たちから、

 「俺らと髪の毛の色が違うぞ」

 「あれ?あの子の目左右で色が違くない?」

 「ホントだ色が違うね」

 などとそこら中で言われていて、自己紹介が終わった後の休み時間も誰も話しかけようとせずに私から離れている状態だったから、

 (やっぱり今回も友達はできそうにないかな)

 と思い始めていました。

 でもそんなとき、私の近くに男の子が近づいてきてこういったのです。

  君とても可愛いね、と

 男の子がそう言った瞬間、クラスに衝撃が走りました。

 私はとても驚き硬直してしまいましたが、クラスの女の子達の間ではこそこそと話をいきなり始めました。

 硬直した私の耳に入ってきたのは

 「あの天君が可愛いって言った!?」

 「私も言われたこと無いのにぃ」

 「あの子いいな~」

 などと羨ましがっていたり驚いている会話が聞こえた。

 少し硬直が解け、少しロボットのようになりながら私は男の子に

 「わ……私髪の毛の色違うんだよ?目の色も周りの人たちと違うしきもちわるくないの?」

 「気持ち悪い?そんなことないよ君の目は空の澄んでいる色に似て、それでいて太陽の様に綺麗な目、そして君の髪の色はまるで真っ白に輝いている雪に似ていて綺麗じゃないか、そんなに綺麗なのに自分が気持ち悪いとか言っちゃだめだよ」

そう言われた時、私の心は高鳴った。

 また一人になると思っていた私がいきなりそんなことを言われるとは思っていなかった私は、自分の事をそういってくれた男の子に何の想いも抱かないわけが無く、私はその男の子に恋をしたのだった。

 「ほ……本当にそう思ってるの?私はあなたたちと違うんだよ?目の色も、髪の色も違うんだよ?」

 すると男の子は、少し笑い、

 「なら僕と友達になってくれませんか?」

 そこで、倉島 沙織と雨星 天が出会ったのであった。

 

 


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