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深月  作者: 月夜
17/24

元執事

利影(としあき)said


次男の利影(としあき)は、ホテルでベルボーイの仕事をしていた。


いろいろなお客様がいるが、

少しでも喜んでもらうことが嬉しくて、この仕事を選んだのだ


ある日、ホテルのラウンジで、じいや(十三)を見かけた


「!!!」


思わず声を掛けたくなるのをこらえ

好奇心を押し殺し終業時間まで我慢した。

仕事を終わらせラウンジに近づくと


「いらっしゃいませ」


見慣れた執事服でなく、

ホテルの黒い制服を着たじいやが声を掛けてきた

慣れた手付きで案内され席に着くと


「ご注文はお決まりでしょうか?」


「コーヒーを、だけどどうしてここに?」


「暇でしたので、こちらで働かせていただいております」


とにこやかな笑顔で返事が返ってきた


『あー監視かな?親父かぁ』


カップに残ったコーヒーを飲み干すと、

少し離れているじいや(十三)に、軽く頭を下げ

その場から立ち去った。







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