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深月  作者: 月夜
11/24

自宅


緑の色が濃くなり

木陰の爽やかな日差しが

古びたアパートの中庭に射し込み

庭の紫陽花が綺麗に薄く色づく頃


友人からいらなくなったからと貰った

座り心地のよい1人掛けのソファに座り

インスタントコーヒーを飲み寛いでいると


トントントン

ドア越しに相手を見ると


「なに?」


不機嫌な声で、ドアを開けた


「そっけないなぁ」


「何の用?」


そこには、小さく手を振りながら

いつもの愛想笑いをうかべている次男 海道(かいどう) 利影(としあき)がいた


「はぁ、いつものだよ」


「やっぱり、嫌な予感があたった、はぁ〜」


「まあ、仕方ないだろ、行くぞ」


床にある小さな穴に持っていた小さな鍵を挿さすと

床には、人が1人入れるほどの穴が開き

二人は、無言のまま、その中に降りていった


二人が居なくなった部屋には、

ほのかに湯気をたてるカップのみが残されていた



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