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魔族に転生、運も実力の内!?  作者: sakura540
第1章 転生、幼少編
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第9話 豪運発揮!?

よろしくお願いします。

「う、うう、・・・あれ、ここは!?」


『ようやく目覚めたか。無意識に加護に念を込めていたようだからここに来れたようだな。』


どうやら俺はまたあの異世界の創造神の所に来たようだ。

どうやら応急処置はしてくれていたようだ。

神曰く、急所は外れているのでかろうじて生存しているようだが傷は深いのでこのままではじり貧であるということ。


そこで治療?のため神が作った水、神水を飲むことにした。

この水はこの異世界の創造神が作った水に俺の転生先の創造神が作った水を混ぜて作ったものらしい。

もともとは神にとってはきつけ薬みたいなものであるが神以外にとっては治療薬にもなるが超劇薬らしい。


命の保証どころか魂そのものの保証はできないらしい。どうするかって?飲む一択である。

コップ一杯ほどの神水を一気に飲んだ。そこからは意識は闇の中であった。



『・・・で、私が作った神水をくすねた後、それに飽き足らず自分の神水を混ぜて、飲ませたと!?』


『え、えっとその・・・』


『あなたは馬鹿なのですか?神水は生物にとってやばい水ですよ?それを混ぜて飲ませる?気でも狂ったのですか?』


『ま、まぁそれはそのだな、ちょっとした出来心で・・・。』


『はぁ、あきれてものが言えません。まぁ、今となってはどうしようもないので、そうですね、二度と泥棒まがいなことはしないことはもちろんですがこの者が蘇生できなかったらペナルティです!いいですね?』


『は、はいぃ~。』



俺は今、真っ暗な世界にいた。頭がボーっとする。ようやく暗闇に慣れ、周りが見えてきた。

遠くから誰かが近づいてくる。よく見ると友人であったフレークであった。

わずかに感じる違和感を感じながらも学校の事や地元のことなど色々と話をした。

フレークはいいなぁ~といいながら、あ、そうそう、これどうぞといいながら渡してきた。

それはフレークの実家のクッキーであった。

俺は食べようとしたが、掴んだクッキーを無意識に投げ捨てていた。あれ、なんで?


『ち、食べなかったが、くそが。』


「え?一体どういうことだ?」


『あ?お前知らないのか?あの世の食べ物を食べると二度と現世に戻れないことを!』


そうだった。フレークは死んでいたんだ。それを今思い出した。そうか、違和感はこれだったか。


『こうなったら仕方ない、貴様も死んでもらう。おい、コースケ、でてこい。やるぞ』


そうして俺の後ろから出てきたのはコースケ・ウメザワであった。

その後、俺たちは戦うことになったのであった。


『・・・どうした、もう終わりか?低ランカーのくせに昔みたいに俺に勝てると思った?』


『貴様みたいな雑魚魔族、小癪な技がなければこんなものか。俺はこんな奴にやられたのか・・・。』


俺は今うつぶせで倒れていた。戦況は芳しくなく、ボコられてしまったのであった。

そんな俺に俺の頭を足でぐりぐりしながら言いたいことをいう奴ら。


『おい、コースケ。そろそろやっちまうか?』


『そうだな、うざい奴は始末するに限るか。必殺、グランドスラム!』


そうしてコースケはバットでフルスイングした。

横にいたフレークははるか彼方へ吹っ飛んだ。


『たしかにうざい奴は吹っ飛ばすの限るな。ん、仲間じゃないかって?ふ、魔族が仲間なわけないだろが。・・・さて、まだやれるか?・・・ふむ、いいそ。いい機会だ。そうだな、野球をしようか。何、簡単だ。お前が投手だ。・・・確かこれくらいの距離だったか。おい、確か炎弾蓮華だったか?もう一度あれをやってみろ。今度は貴様にヘッドショットしてやる。それで決着だ。』


そして始まった俺たちの野球。俺は構えた。第一球、コースケは打ち返し、俺の左太ももを貫通。第二球、今度は俺の右わき腹を貫通。第三球、俺は小さめで炎弾を発射。これもコースケは打ち返し、俺にヒットし俺は後ろにのけぞり、倒れた。


『・・・。』


そして少し遅れて倒れるコースケ。


「・・・、俺の勝ちだ。」


俺はコースケが三発目も打ち返すことを想定、発射後、反動を利用し銃をわざとのけぞられせた。のけぞった角度のまま真空弾を放ちバナナショットでコースケの方に放った。炎弾は俺の眉間に向かってきたが俺の眼前の銃杖に弾が当たり、はじかれ、俺には当たらず。


『まさかの四発目でヘッドショット、か。しかも真空で見えない弾とは、な。』


そう言って倒れるコースケ。

戦いは俺の勝利に終わった。

俺はまずフレークの元へ。


『・・・はぁ、結局お前の勝ちかよ。で、いつまで俺を見下げてるんだ、どっかいけこのやろ。』


かける言葉も見つからず、次はコースケの元へ。


『またくされ魔族にやられるとは、な。だ、だが、つ、次は負けんぞ。だからさっさと現世に戻り、今度こそしっかりあの世に来い。その時こそ・・・。』


そこから言葉がなくなり、コースケは消えた。そして気付けばフレークも消えていた。

暫く呆然としたが、前方に光が差したのでそこに向かうことにした。



『あいつは行ったか。』


『ああ、行ったよ。俺たちのことは消えてなくなったと思ってるだろうが、そんなわけないよな。』


『・・・ところで、あの不意打ちは聞いてないんだが。いくらなんでもフルスイングで吹っ飛ばすことはなかっただろ?』


『すまんすまん、あいつとタイマンでケリつけたかったからな。』


『これは貸1だからな。・・・しかし、これであいつもマシになったかな?』


『ああ、雑魚のままでは俺たちが困るからな。』


『全くだ。俺はあいつには殺されてはないが、同郷、同い年としてはどうせなら立派になってほしいからな。』


『ふん、そうか。俺はお前と違い怒りはまだあるから再度あいつに挑むぞ。』


『あっそ。次は一人で頑張ってね。』



そして俺はまた目を覚ました。

目の前に異世界の創造神ともう一柱がいた。どうやら転生先の創造神のようだ。そして俺はこのお二方から説明を受けた。


異世界の創造神にあきれたが、どうのこうの言っても仕方ないので元の世界に戻ろうとした。

そこに創造神ダイアナからの頂き物があるということで傍に近づいた。

創造神ダイアナの両手に持つ光、それが俺の体に吸収された。

創造神ダイアナ曰く、お手製の魔物を俺の召喚獣として生存することになったようだ。

拒絶反応がないことから召喚獣自身はウーノを主として、召喚獣として生きていくことに了承したようだ。ん?俺は?拒絶なんてできるわけないだろ。


自身のステータスを確認し、元の世界の戻ることにした。



ウノー

戦闘力 D(D+)

気力 E+

魔力 D

術力 E+


アクティブスキル

火炎魔法 D

真空魔法 E

暗黒魔法 E

銃杖術 E+

銃杖召喚(どこに銃杖があっても手元に召喚可能)

召喚獣(メタルドラゴン、戦闘力D)


パッシブスキル

自己再生、回復 F+

魔族の神の加護 E

創造神の加護 D(召喚獣メタルドラゴンの戦闘力とこの加護の強さは相互作用。)

異世界の創造神の加護 A+(運の良さを上方補正、補正量はランダム、一定確率でラッキーパンチを自動発動。)

※この世界のスカウターの測定は異世界の加護の検出ができないのでスカウター測定での戦闘力は低く表示されます。



『・・・リーダー。魔族どもの殲滅は完了して2日、もうこれといった成果もないし、今一度レックドックに戻ろうぜ。』


『そうですよ、ほかの仲間は鉱山の後は帰還するって言ってましたし、俺たちも帰りましょう。』


『そうだな、経験値と戦利品稼ぎはこれ位にして戻るか。最後に近くの廃墟になった砦、そこを見てから戻るか。』



そうして3人組は廃墟へ。

廃墟を探索し、異常はなかったので帰還のための魔法の準備をしていたところに狙撃、さらに乱射した。

3人の内2名は銃弾により戦闘不能、残り1人も動ける状態であったが怪我を負っていた。


『・・・おい、そこにいるやつ、でてこい!』


「・・・さすがDランカー、しぶといな。」


『き、貴様はあの時の・・・』


「ああ、あの時の戦いは終わってなかったからその続きだよ。」


『かなりのダメージだったはず、な、何故・・・?』


「まぁ、あれだ。運が良かっただけだよ。」


『そ、そんな馬鹿な話が・・・ぐはぁ。』



止めを刺し、決着をつけたウノーであった。

3つの遺体は焼却。(真空魔法による風で煙と臭いをはるか上空へ飛ばした。)

こいつらの戦利品とやらに俺の仲間の私物があったのでそれらは回収、それ以外の者は埋めた。


それから数日、俺は廃墟になった砦、アベル鉱山へ。

アベル鉱山のベースキャンプには誰もいなかった。

鉱山内部は人間が多数いそうだったのでどうやらこのあたりにもいなさそうである。


そういえばである。遠征前のことを思い出した。

ミランゴ領には、地上に行くゲートは1つしかないが、緊急時用でもう1つあるらしいと。

魔王様の出身地、地上にあるであるウィザードタワーにゲートがあるらしい。

これは魔王様が魔界での緊急時の脱出用、たまに長期休暇に行くときなどのゲート。

もしものときはこのゲートの使用、もちろん魔王様には許可が出ていると言ってたか。


ウィザードタワー、ここに行くには魔法でワープできれば最高だが、それはできないので

地上を移動しないといけない。

方向は鉱山からだと廃墟の砦に、北西方向の海を渡った先に広大な砂漠があり、その砂漠の中央にある、だったか。


俺はまず再び廃墟の砦に向かい、海の方に行った。

真空魔法で飛行しようと思えばできなくもないが、不安定な姿勢、魔力の消費、敵との遭遇の可能性を考慮すると非現実的。

船もないので泳ぐ・・・のも、非現実的。海の魔物による急襲があるから。

人間の船に潜入、張り付くのも非現実的。見つかるリスク、聖水流しながら航行するためである。


さて、どうしたものか。

タイトル通り、運は最高潮になったので信じられないくらい盛ってみました。

召喚獣はやりすぎ感あるな、これ。

あと、主人公の戦闘力を(C)にするか迷いましたがまだ基本能力(気力、魔力、術力)が低いので限りなくCに近いD+ということにしました。

次週も投稿予定。

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