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魔族に転生、運も実力の内!?  作者: sakura540
第1章 転生、幼少編
3/12

第3話 入学、1年生

よろしくお願いします。

俺は6歳になり、城下町ミランゴのムーア第6アカデミーへ入学することになった。しばらくは弟と離れ離れになった。

俺は1年生、姉は3年生。

学校には4つの寮がある。俺は1年生のため南東寮に配属となり、そこで生活することになった。入学前日、姉と友人達と共に学校へ向かうことになった。


寮に着き、部屋へ。1人1部屋。6畳ほどの寝室とシャワーとトイレのみがついている独房みたいな部屋。

寮については、1階は管理室、集会室、倉庫などがある。2階は食堂、談話室、3階から7階は1年生の部屋、8階から12階は2年生の部屋となり、そして展望室のある13階までとなる。

俺は7階である。


学校は6歳から15歳までの全10年生。

1~4年生は共通学部しかないが、5年生~7年生は戦術学部、農業生産学部、魔法工学部、商学部と分かれ、8年生からさらに○○科に分かれる。

8年生から実質の就活?が始まり、卒業まで就職、仕事しながら在学する場合もある。

この学校は毎年1000人程入学するが10年生として無事に卒業できるのは半分の500人程。留年は1度のみ可。5年生、8年生になるときに退学になりやすいといわれる。退学者は家業を継ぐか城下町または地元で一般魔族として生活、または傭兵や冒険者で一攫千金狙い、または犯罪組織に流れる例もある。退学以外にも将軍や一部貴族からの引き抜きで卒業扱いになる場合もある。


校庭にて入学式が行われた。校長トレリ・ムーア、初等戦闘学担当のピエール先生、初等技術学担当のゲジゲジ先生、初等学問担当のランワン先生、初等種族学のスラリン先生、保健担当のポイミン先生、アカデミー料理長のカワサキ調理師、アカデミー寮の最高責任者イグルの紹介が行わた。



その後1年生の談話室へ。そこでランワン先生が1年生の1年間の説明が行われた。

前期は1月~3月、中期は5月~7月、後期は9月~11月。間の1ヶ月は長期休暇となる。

1週間の内訳は5勤2休。時間割は午前は4コマ、午後は2コマ。時間割の詳細は各自の部屋に書類を送っているらしい。

あと、ランキング(序列)とランキング戦についても説明があった。クラスは5組、詳細は書類でのことだがクラス分けはこのランキングで決まるらしい。

また、ランキング入替戦があり、月末に開催されるが、参加義務があるのは各学期の最後の方で行われる入替戦のみ、あとは志願制。


説明の後、食事まで時間があるので各自部屋に戻って書類の確認、確認後は寮の2階の中ならある程度自由にしていいとの事。

部屋に戻った後、俺は書類を確認した。


ウノー 1年5組 序列863位 

やはり下の方であった。


部屋を出て談話室へ。そこでアイムとフレークと合流した。

アイムは1年4組 序列658位、フレークは1年2組 序列317位。

当然俺より上だった。


なお、前世のように同級生同士、上級生によるいわゆるカースト上位の者が下位の者をいじめるなどの事は前世と比べるとない、と思う。

先生をはじめとする監視がきつい、戦闘学の訓練がきつい、罰則もきつく国外追放もあり得るからなどの理由からである。


なお、1年生首席で1組筆頭はカイドウ・ファーイ、1年生次席は3人いてミランダ、ドワンゴ、グラウン・ポセ。この4名はいずれも戦闘力E+らしい。

先生曰く、他の学校には同学年ですでにDランカー(戦闘力のランクがD)が数名はいるらしい。天狗にならず精進しろという意味だろう。


首席や次席ほどではないが自身の実力を自慢しまくるEランカーの野郎がうっとおしい。

まぁ5組にはFランカーしかいないからああやってマウントとってるんだろうが。

とりあえず無視して食堂へ。


翌日、午前の4コマは座学のみであった。午後の2コマは戦闘学の実践ために校庭へ。1時間のランニング、坂道ダッシュ、階段ダッシュ、逆立ちで校庭1周、その結果20人程保健室送りとなった。

俺は全てが終わった後は部屋でダウン、そして夜食(ダメージで体が拒絶してたけど無理やり食べました)。


1週間の内午前1回、午後2回で2コマずつこの授業がある。脱落者もそれなりにでてるけど俺は座学もなんとか受けながら授業についていったのであった。

週に2日ある休日は部屋から出ず、ひたすら休んでいた。

(1年生は長期休暇以外は原則、学校の敷地外に出ることができない。休日はマウント野郎がうろついてるので部屋にこもると食堂に行く選択しかない。食堂で会話?あの鬼調理師の前でできるわけがない。)


そして1月末、ランキング戦が開催されたが俺はパスした。全身が軋んでるので無理です。結果、序列871位となった。

2月末のランキング戦は参加することになった。授業についてこれるようになって戦える状態になったからである。相手は序列830位、Fランカーのイチゲン。

見せ場もない泥仕合の様相で開始47秒、闇雲に放った俺の右フックでKO勝ちとなった。俺は序列830位になった。

3月末、この日は組の上位50名とその一つ上の組の下位50名による組入替戦を兼ねたランキング戦が行われた。俺は5組の上位者として参戦、相手は4組の序列770位、Fランカーのニーゼン。

5組の野郎には負けられないとか言ってきたのでこちらは馬鹿にした感じで鼻で笑ってやった。ニーゼンは激怒した。

泥仕合という名の一進一退の攻防が続いたが開始2分で俺が少し押される展開に。反撃しようとしたが俺がバランスを崩し前にこけそうになったせいでニーゼンの右フックが空振り、俺が慌てて起き上がったら俺の頭がニーゼンの顎に当たり、そのまま失神した。結果はKO勝ちとなった。こうして俺は5月から4組に編入、序列770位となった。


長期休暇になり、実家へ帰省。

家族団らんで休暇取りながらも中期対策へ。中期からはランキング戦で一部武器使用可になる。俺の武器の選定が始まった。

使用できる武器で使えそうなのは木製バットみたいなこん棒に決まった。


中期が始まり、再び学校生活、また長期休暇に入り再度学校生活。

結果としてこの1年、アイムとフレークとは同組にはならなかった。二人とも俺より上の組にに配属になったからで俺はずっと4組のまま、最終的に序列725位で2年生になったのであった。

今回はそこそこ運が良いストーリーになりました。

来週も投稿予定。

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