表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/10

縁を切るなら、早めの方がいい

 お呼びでしょうか、父上。


 ああ、はい。例の件ですね。

 俺も覚悟を決めました。離縁を受け入れます。テレーズはごねるでしょうが……仕方ありません。


 マリウス様はラガルド侯爵閣下のご嫡男。ブランシュ嬢とマリウス様の婚約が正式に決定した今、ブランシュ嬢へ嫌がらせを行っていた妻を手許においておくわけにはいきません。

 俺が、お仕えする閣下へ翻意ありと受け取られかねませんからね。


 ……そう悪し様に言わないで下さい。

 あれでもリュッケの母親です。それに、実家さえ絡まなければ良い妻だったのですよ。


 義弟(エドガール)がもっとしっかりしていればと思わなくもないですが……。

 とはいえヴィトリー伯爵夫人もだいぶやらかしていたようですから、こうなることは時間の問題だったのでしょう。


 ヴィトリー伯爵夫人はブランシュ嬢のみならず、姉のカロリーヌ嬢にも暴言を吐いていたようなのです。

 そのせいで、フォルジュ侯爵家からも苦情を申し立てられたとか。ええ、カロリーヌ嬢の婿殿はフォルジュ家のご令息ですからね。

 二つの侯爵家を敵に回したのです。最早ヴィトリー伯爵家に先は無いでしょう。

 

 あんな家と繋がっていたら、俺の出世どころか、我が家の存続すら危うくなるかもしれませんからね。早々に縁を切りますよ。


 はい?新たな縁談ですか?

 

 しばらく結婚はしたくないですね。

 いや、妻に操を立てているわけではないですよ。今回の件で少し女性が怖くなってしまったと言いますか。


 ええ、いずれ新たな妻を迎えねばならないのは重々承知しております。


 リュッケにも新たな母親が必要?息子が大きくなる前に、親子関係を築くべき。

 はあ。それは、確かに父上の仰る通りかもしれませんね。

 

 分かりました。そちらはお任せ致します。

 ええ、離縁の手続きはすぐに。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ