表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/33

秘伝カムイと黒耳シェロ ②


 期待通りの対応がかえってきたのでデレっと鼻の下を伸ばした。


 それなら喜んで受けるとカムイはいった。

 シェロはひとつ年上なので、たまに小難しい話をすることがあった。

 なんとか理論とか、なんとかの法則とか。

 勉学の追い付いていないものは嫌だと、カムイは心配したのだ。

 

 シェロはそんな意地悪問題ではないから、気を楽にしようという。

 長年の付き合いで、その反応を知りながら、一度は嫌がる振りをするのだ。

 わりと甘えん坊なのだ。

 そして、それならば安心だと。

 カムイはチャレンジ精神はあるよ。と顔にそう書いて見せるのである。

 ジャンルを問うカムイにシェロは、「まあ、出題するからよく読んでね」と。

 カムイは素直に、「うん」と返事を返した。


 シェロは、一枚の羊皮紙に黒インクのペンで書かれたものを差し出した。

 羊皮紙は大きさが限られているため、あまり長文を(したた)められていない。

 また同時に解答用の白紙のものも、傍に準備しているようだ。

 白紙のものは書き損じにもそなえて、複数枚用意されていた。




 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 【黒耳シェロの天才クイズ】


 少年がひとり部屋のなかに居た。

 少年はある空想をしていた。

 空想の内容は、殺人事件だ。

 少年の頭の中で殺人事件が起きた。


 すると少年は、現実の世界で110番通報をした。

 すぐさま警察隊が出動してきた。


 警察官たちは、他殺の線で捜査に乗り出した。


 さて警察はなぜ、殺人事件の捜査を始めてしまったのか?



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ