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十四話

碧の秘密の一端がわかります。ちょっと設定に無理があるような気がしますけど大目にみてください。総合アクセス数が5000を後少しで越えそうです。応援ありがとうございます

「あ、頭がふらふらする・・・」

朝だ。昨日は何をしていたっけな・・・。あ。

「リム、『ゴーレム』はどうなったんだ?」

俺は客間で寝てるリムをゆすって起こす。

「あ、碧。もう少し寝させて・・・」

「質問に答えたらそのまま寝てていいから。あの後どうなったんだ?」

「碧が倒したんじゃない。質問に答えたから寝・・さ・・・せ・・・」

寝てしまった。俺が倒した。そんな馬鹿な。追いかけるのがやっとだったのに・・・。




昼前。私はいつもより、早く目覚めてしまった。

「調べないと。碧のことを・・・」

私は碧の両親の書斎に入る。そこにあるはず。彼の秘密が・・・。

書斎に並ぶ本を探すが、めぼしい本はない。

「おかしいな。何かあるはずなのに・・・。あれ、この本棚」

一つの本棚に矛盾があった。奥行きを含めたら2列に並ぶはずなのに、1列で本を整理している。一列目の本を全て本棚から出す。板があったが、それを手前に引く。すんなりと外れる。

そこには、一冊の古書と手帳があった。

「こ、この本は・・・」



「ただいま〜、リム、昨日のことを詳しく教えてくれ」

「あ、碧お帰り。さきに夕食にしようか。そのあとに説明するから」

俺は部屋で着替えを済ませる。リビングに向かう。

「さて、渡る世間は○ばかり見るか」

俺はテレビをつける。おなじみの曲が流れる。

「リム、今日の晩飯はなんだ?」

俺は後ろを振り向く。そこには包丁を持ったリムが居た。

「な、何のまねだ?」

「・・・・・」

そのままリムは俺の胸を突き刺す。皮膚を貫き、筋肉を切り裂いて突き進むのを感じてそのまま意識が飛んでしまう。最後に見たのは無表情なリムだった。そして瞳は真紅。



「やはりね。急所を刺したのにもう回復し始めてる」

碧の傷は五分もたたずに完治する。もう少しで目を覚ますはずね。

「いったい何のまねだ、同族?」

「あなたみたいな化け物と一緒にしないで欲しいわ。『カイン』」

目覚めた碧の瞳は昨晩と同じ金色。これで確証がとれた。

「ふん、我に対して化け物か。まぁいい。今回はその無礼を許そう。だが覚えておれ、この男は我の細胞で半不死身となっている。昼の世界ではただの人間ということをな」

碧はまた眠ってしまった。




『呉藍を生んだ藍は二度と子供を生むことができなくなった。子供が好きな藍にとって耐え難い悲しみだったと思う。私はそんな藍の気持ちを察して子供を人工的に作ることを考えた。所謂

「ホムンクルス」だ。私が居た『世界』でも成功例が少ない。だが、3年の月日を費やして、研究が成功した。藍は喜んだ。私も3年の研究が成功してうれしかった。そして名前を『碧』と名づけた』



「俺は一体、何者なんだ?知ってるのだろう?リム」

「・・・ええ。あなたは『ホムンクルス』。私たちの住む『世界』でさえ成功例がほとんど無い。もちろん、この『世界』でも成功例は少ない。でも、錬金術自体はこの『世界』に元からあった技術。だから『抑止力』からの影響も無いの」

「そう、だったんだ・・・。俺は何故死なないんだ。さっきは心臓を刺されたはずなのに・・・」



『碧を作る際に実験をかねてとある細胞を混ぜた。かつて吸血鬼を生み出したといわれる『カイン』の細胞だ。あらゆる病気に耐性をつけて、外傷で死ぬことは無い。そして、生命の源である『血』を得ることにより、吸血鬼以上の不死性を持つはずだ』



「通りであなたから血を吸っても吸血鬼にならないわけだわ。元から吸血鬼に近い存在なんだもん」

「俺は人間じゃなかったんだ。母さんはそんな化け物みたいな俺を息子と思ってたのだろうか・・・」

「それは私にも解らない。でも、一つ言えることは、あなたのことを大事にしていたわ」

「何を根拠に・・・」

「私は蒼青藍に会った事があるわ」

「なに?」

「蒼青藍はあなた達の『世界』の人間よ。でもあなたの父は違うの。あなたの父は偉大な錬金術師。私たちの『世界』の人間で私が尊敬してる人間の一人」

「親父が、そちらの『世界』の住人?」

「信じられないでしょうけど、事実よ。その証拠にあなたが居る。ホムンクルスを作れる現代の錬金術師はあなたの父ぐらいしか居ないわ。それにこちらの『世界』では錬金術師はいない。なぜなら錬金術自体がこの『世界』から失われてるの」

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