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入学が決まった魔王様
「お前、学生になってみないか?」
「は…?」
ネイルはマリアが突然の言ったことに呆然としていた。
「まあな、私の働いている魔法学院があるんだ。そこに編入という形で入れてやろうという事だ」
「お前…頭大丈夫。」
まるで可哀想な動物を見る目で、ネイルは言った。
「第一俺は貴族なんだぞ、しかも当主、1300才のやつが今更魔法学院に行けだと?ふざけんな、俺は行かないからな、絶対に行かないからな」
そして長い沈黙の末マリアは、睨みながら魔法を放つ
「(紅き炎よ・散弾となりて・撃ち抜けよ)」
そう言い放った刹那、マリアの手の平から火球が撃ち放たれネイルの頬をかすめ背後の壁を焦がした。
「次は何処がいい?頭?それとも……」
マリアの視線の先には、ネイルの股間が有った。そして、笑みを浮かべながら
「(紅きほの
「すみません、なります学生でも何でもなりますから。股は、股だけは」
マリアは詠唱をやめて、こちらを睨んだ
「決定だ」
有難うございました。
休日はもっとたくさん書きます。