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プロローグ

バトル要素かなり後になるかもです。

すみませんm(_ _)m

  昔の言い伝えによると、ここ日本には鬼と呼ばれる魔物が存在

していた。当時の人々からしてはその存在は異質であった。ある者は疫病や飢饉、またある者は神隠しや流産までも鬼の仕業であると考えていた。


 その様な世間からの評価を受けていた鬼族が、不本意な人間種との戦争をせざるを得ない状況に陥ることは火を見るより明らかであった。

 

 鬼族は主に山脈の麓に小さな村を形成し、狩猟や採集を行って生きて来た。人間種との大きな違いといえば、頭に生えた角だけである。確かに鬼族が鬼術と呼ばれる術を使い、高い身体能力を有していたのは事実であるが、人間種に害を与えない様に隠れて生活を送っていた。


 しかし、時の権力者は鬼族の反乱を恐れていた。

その男は鬼族を私兵にして、武力による支配を企んだ。だか鬼族側のトップであった三鬼帝はこの申し出を断った。それがその男のプライドを傷つけたのだろう。鬼族側に対して世間の不審を煽り、鬼族を敵視する様に仕向けた。


 その結果人間種と鬼族の戦争は始まってしまった。

戦争の結果を言えば人間種の勝利である。


 鬼族の敗因はやはり数の少なさであった。いくら個々の能力が高くとも、出生率の低い鬼族で戦闘できる者の数が圧倒的に少ない。戦闘できる人数は三百人程度であった。

人間種十人に囲まれて攻められれば無傷ではいられない。それが自軍の数十倍もの数で襲われては同族を逃すだけで全滅の可能性すらあった。

その中で圧倒的な武勇と鬼術を使い敵味方問わず恐れられた鬼こそ、黒鬼であった。


これは過去の文献や鬼族の残した洞窟の壁画などから読み取れることを、私が論文として大学に提出した内容である。


 日本史学科を学んでいた私は実家の蔵にある鬼族関係の巻物を、幼少期から読んで過ごしていた。その中の一際目立つ黒鬼に憧れた。


仲間を助ける為死んだ同胞や人間種の血を取り込み、

鬼族からも人間種からも化け物と恐れられても戦っていた孤高の鬼。私はいつか大切な何か一つを守る為に自分の全てを使い切れる様な男になりたかった。

そんな私がある事故に巻き込まれ、この角鬼島に流れ着いたのも一つ運命の悪戯だったのかもしれない。

頑張って早くヒロイン出します。

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