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ネコーズ VS 小さいおっさん 真相編

 巨乳美女の家は、高級マンションだった。最新ではないものの、三つも鍵の付いている良い部屋だ。セキュリティーも申し分ない。

モコソンは盛りの付いた野獣のように、巨乳美女に早く部屋に行くように促します。

「早く、早く、羊毛を付けてる僕がいれば、十分暖かいですから。他の暖房器具なんて要りませんよ! 朝まで僕が守りますから!」

モコソンは勝手に巨乳美女の部屋に入り、ベッドを温め始める。美女は、モコソンを無視して、コンタクトを外し、お風呂に入ろうと準備する。着替えを取りに来たら、彼女が以前にも見たという小さなおっさんを発見した。彼女はモコソンに、その場所を口で説明する。

「ほら、大きい鏡の前にいるでしょ? ちょっと寝転んでるのが……」

「え? どこどこ?」

モコソンはその場所を確認すると、黙ってしまった。しばらくは沈黙がおとずれる。彼女が続けて、パンツとブラを手に取った所で、モコソンが言う。

「僕、突然プリンが食べたくなりました。一緒に買いに行きましょう!」

「え? 私は別に……。あなたは一人で行ってきたら?」

「いえ、僕は、方向音痴なので……。あなたがいないと、迷子になってしまいます!」

モコソンは半ば強引に、彼女を家から出し、コンビニに向かう。しばらくすると、彼女が尋ねる。

「ちょっと、私はコンタクトもないのよ。外がぼやけて見えるじゃない。突然、コンビニに行くなんて、どうしたのよ?」

「なるほど。コンタクトではっきりとは見えないわけか……。さっき、鏡を見たら、ベッドの下に怪しい男がいた。早速、警察に電話しよう!」

モコソンがそう言って、電話をかけようとすると、後ろから声が聞こえた。

「そうか、やはりそう言うことだったか……」

モコソンと巨乳美女が、恐る恐る後ろを振り向くと、小さい人影が見えた。

「きゃあああああああ、出た!」

モコソンと巨乳美女は、尋常じゃないくらい驚いていた。

「僕だよ! 僕、ほら可愛いネコーズだよ!」

びっくりしたモコソンと美女だったが、人影の正体は、電灯によって長く伸びたネコーズの影だった。

「なんだ、ネコーズか……。びっくりした!」

ネコーズは語る。

「話は聞いていたよ。どうやら、彼女のベッドの下に、モコソンと同じくらいの変態がいるようだね! 早速、警察を呼んで、ブタ箱に行かせてやろう!」

ネコーズはモコソンと美女を残し、交番に駆け込んだ。すると、優しい感じの警察官がいた。

「お巡りさん、部屋の中に変な男がいるニャン! 早く捕まえて!」

「君、悪戯はダメだよ! 早くお家に帰りなさい! 今日はメガネが無くて、良く見えないけど、子供だろう? 親が心配するよ!」

「違うニャン! 僕、これでも探偵です。本当に、部屋の中に変態がいたニャン!」

「はいはい、後で伺うから、ちょっと待っていなさい!」

しばらくすると、ネコーズが遅くて心配になったモコソンと美女が、交番に来る。美女は涙ながらに警察官に訴える。

「あの、本当に部屋の中に誰かいるようなんです。どうか、助けてくださいませんか? 私、不安で……」

「え? はい! すぐに伺います!」

警察官は美女の巨乳にやられ、急いで支度をする。警察官は美女の部屋を調査する事にした。警察官は、ベッドの下やトイレなどを念入りに調べたが、怪しい男は発見されなかった。仕方なく、警察官は電話番号を伝えて、帰る事にする。何か、問題があったら、連絡するように美女に伝える。ネコーズとモコソンは、美女の部屋に泊まる事にした。ネコーズのカンが告げている。今日、何かが起きると……。しかし、美女はすっかり二匹を疑い始める。モコソンが嘘の証言をしたのではないかと……。ネコーズとモコソンの長い夜が始まった。

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