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繋いだ手
春の弱い日差しが眩しい。
私、斎藤 奏(主人公)は今...。
さっき知り合ったばかりの王子が隣にいて手をきつく握られています。
つまり...身動きがとれないのです。
「離して!クラス表が見たいの!」
『やだよー俺が相手してやるんだからじっとしろよ』
あぁもう!離せって言ってるのに!
あんな独り言言うんじゃなかった。
自分に反省...。
下を向いていると王子が顔を覗かせてきた。
「ッ..........!」
『なになに〜反応しちゃったぁ?』
変態変態!
王子ってこんなのしかいないの!?
マシなのがこの学校にはいたら良かったのに...。
でも顔は格好いいなぁ...。
モデルさんみたい...。
『ん?俺の事格好いいと思ったの?』
「はっ...はぁ!?なんで分かったの!?」
『やっぱりぃー!俺天才!』
ーーークスッーーー
私今笑った?
まぁ...でもこんな日々もいいかな?
ー只今から指導教師との対面を始めます。各教室に行きましょうー
放送がなった。
「って!組分からないー!」
私の学園生活はドタバタっぽいです。