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言葉の暴力
【どこまで人に伝わるか】
僕は言葉の力を知っている。
その暴力を。
その無力を。
だから僕は思想を、
感情を、
欲望を、
願望を、
ありのまま吐き出すのだ。
綺麗に飾った言葉ではなく
露出したモザイク無しの言葉を、
吐き出す。
絶頂を感じるまで、
溜まった何かが消えるまで、
摩擦して
刺激して
ぶちまける。
スマホ、pcを通して、
文字を僕自身に変換して、君たちに、ぶちまける。
僕に犯されろ。
僕を中に入れろ。
僕に浸食されろ。
僕を全身に浴びろ。
髪の先から、
足の指まで、
僕の舌の愛撫を感じろ。
脳内の隅々まで、
臓器の全てまでも、
流れる血液でさえも、
僕に染まれ。
僕の遺伝子を循環させろ。
一方的な言葉の愛撫と暴力で僕に“蹂躙”されていると実感しろ。
そして自身の圧倒的な無力感にマゾ的に濡れろ。
君たちも僕で絶頂しろ。
そして――
全員“僕に”なっちまえ。
忘れるな。
裸の僕は、だからこそ君達も裸に見える。