はじめてのおつかい そのに!
遅くなってすいません!!
亀の歩みの進みですが楽しんで頂けると幸せです!!
転移陣、すっごく楽しみに屋敷をでてすぐ、いつものお散歩コースの庭でわなく、門の方に歩くこと一分。
どんな魔導具なんだろうとドキドキしていました。
ドキドキを返せーーー!!!!(泣)
そこには、日本でお馴染みの
マンホールが!!ありましたよ( ̄▽ ̄;)
つい、小声で「にゃにこれ???」
と言ってしまいました。大声で叫ばなかった私を誉めてもいいんだぜ(笑)
手を繋いでくれていたセバスさん、何故かプルプルしてます。はて?変なことは言っていないはずだか.....。
「セバスさん。これがお父様が作った転移陣?なの?」
「はい。そぉでございます。ユーリお嬢様。この上に立って、通行呪文を唱えますと騎士団本部に転移する仕組みとなっております。お兄様方はこの転移陣で王都に行き、騎士団本部からは馬車を使用して学校に通われておられます。騎士団本部前にもこちらの転移陣と似た物が地面に埋め込まれており、2つで1つの物となります。」
へぇー!ただのマンホールじゃなかったんだね(笑)確かに私の目の前にあるマンホールには古代語で騎士団本部行きって書いてあって立派な武道館みたいな絵が書かれている。まさか、この武道館みたいなのが騎士団本部なの?和風なの?
世界観大丈夫?
そうこう考えてるうちにマンホール上に立ってました。
「ユーリ
お嬢様。今回は奥様が私と同行するようにおっしゃっていたのはこの転移陣には2つの制限がありまして、1つは、旦那様が許可した者であること。許可された者は旦那様に通行呪文を教えてもらいます。あと1つは許可なき者が陣を使用するためには許可された者と同行しなければならないことです。但し悪意があれば例え同行を一緒にしても目的地には着かず悪意の質によりランダムでどこかに飛ばされます。なので。例え、脅されてもこの転移陣を使っても騎士団には行けませんし、この屋敷にもこれません。今回はユーリお嬢様はまだ、旦那様には許可を頂いておりませんので私がご一緒させてもらいます。決して手をはなさいようにお願いします。」
「わかりました!!ごめんなさい。セバスさんも仕事があるのに.....。」
「そんな!!!!ユーリお嬢様とご一緒できて私めは、幸せ者でこざいます!!命にかえましてもユーリお嬢様を御守りいたします!!」
「私もセバスさんと初めてのおつかいできて嬉しい!!命はかけないでね!セバスさんが怪我したりしたら嫌だもん。」
「ユーリお嬢様!!!!!セバス!幸せすぎてもぅ、思い残すことはございませんーー!!」
セバスさん号泣なぅ。
オロオロする私、何を言っても「幸せですー!!!!」と叫ぶセバスさん。
「取り乱してしまし申し訳ございません。歳をとるとどうも涙腺が弱くてかないませんな!遅くなりましたが転移しましょう!でわ『我、騎士団本部、転移を所望す、我、ジェイス家に使える執事、セバスなり』」
セバスさんが唱えたと思った瞬間、目の前にはマンホールに描かれていた和風な建物が現れた。
「ひゃっっ!!!!」
と変な声がでて吃驚した勢いでセバスさんの脚にしがみついちゃった。
「ユーリお嬢様。到着いたしましたよ。」
セバスさん、また、プルプルしてる。振動が脚から伝わってくるんだけど.....?
「ここが騎士団本部なの?奥にもたくさん建物があるみたいだけど?」
武道館の後ろには洋風な城が見えます。世界観ごちゃ混ぜやん(笑)
「目の前にあるのが騎士団本部に入るための手続きをする建物になります。奥に行けば鍛練場や騎手の宿舎、お父様がいらっしゃる本部もございます。」
「すごい広いのね。迷子になりそぅ。」
「ふふふっ大丈夫でございますよ。セバスがいます。まずわ面会の手続きに参りましょうね!」
「はーーい!!」