初めてのおつかい そのいち!
本日は残念な雨です。
なので、午前中はお父様やお兄様達には内緒(お母様には許可もらってる)でサンドイッチを料理長のジンさんと一緒に作成中です!邪魔しないように材料だけもらってはしっこでもたもたしててたらジンさん「.....お嬢、指示してくれれば手伝おう。」
身体はがちっちゃいと道具をもったり材料切ったりするだけで大変だったから、その言葉が嬉しかったから「ありがとうー」と(*´∇`)ニコニコして言ったら、ジンさんを含めた厨房にいた人全員がふらふらしてた。みんな、貧血気味?みんな働き者だから鉄分とらなきゃいけないよ!
ジンさんは復活した後に唐揚げもどきのメニューを伝えて作ってもらった。醤油がなくて下味がつけられなかったのが残念。代わりに小麦粉にパセリの刻んだのを混ぜて揚げてもらった!!
醤油はこの世界にあることは本で調べてあるので必ず探しだしてみせる!醤油味が恋しいー。
こちらの世界のパンはロールパンみたいなのが主流で食パンみたいなのはまだないみたい。今回はあきらめて、ロールパンに具を挟んだサンドイッチにするつもりだ。
いやぁー、でも、名前もにてる感じで味も似た食材があって助かったわー。
最初は何の食材があるかドキドキしたもん。
さて、ロールパンに切れ目を入れてサニーレタスもどきのサータスを一枚はさみーの唐揚げを入れて、私特製のタルタルソースをつけて、一種類目かんせーい!!美味しそー♪
さぁ!どんどんはさむぞー!!
結果。
調子にのりました。ごめんちゃい。
大量のロールパンサンドイッチが所せましと並んでるー(笑)
ジンさんと二人でやってたけどだんだん手伝ってくれる人が増えて最後には厨房全体で和気あいあいしなが作ってしまいました。
メイド頭のリリーさんにみんなで怒られました。クスンッρ(・・、)
私があんまりにもショボーンモードになったからリリーさんもジンさんも慌ててお母様を呼びに行きました。
「あらあら、すごい量ね!でも、どれも美味しそうだわ♪ユーリはすごいわねー!」
お母様になでなでされながら誉めてもらえました!私、誉められて、だらしない顔してたと思う。
なのに、みんなほほえましい感じで見てきたから、ちょっと恥ずかしかった。
「今日の昼食はユーリが作ってくれたのをたべましょう!あなた達もユーリを手伝ってくれてありがとう。あなた達も昼食はこのサンドイッチを召し上がりなさい!せっかく、こんなに種類があるのだもの。もし、それでも、あまるようでしたら、通いの使用人は持ち帰って家族と食べてもいわよ。せっかくだもの!残すのは勿体無いわ!」
さすがお母様!勿体無い精神をおもちでしたか!貴族ば贅沢しているイメージあるけど我が家は伯爵家なのに自分たちにはお金をかけないようにしているのだ。まわりまわって、結局、領民達の税なので大切に使うのが我が家のモットーらしい。
でも、本当に作りすぎちゃったなー。
伯爵領には海もあるため海鮮も豊富なためエビフライはさんだり。ポテトサラダをはさんだり。デザート感覚で果実ゴロゴロのジャムをはさんだりして彩り豊かな出来上がりになってしまった。
お兄様達に何個か残すにしてもまだ、余裕があるなぁー。お父様は最近忙しくて騎士団本部に泊まりこんでるから今日も帰って来ない予定だ。
そうだ!! お父様に差し入れとして持って行けば騎士団本部だからたくさん食べる人もいるよね!
「お母様!残りのサンドイッチをお父様に差し入れしたいです!!」
「あら!いい考えね!あの人が食べなくてもあの人の部下達が食べてくれるわね!!」
「はい!お父様、書類整理やら訓練してるとご飯たべないから心配です。」
「…ユーリ!!!!優しい子に育って私は嬉しいわ!セバスと一緒に差し入れしてきてくれる?そして、あの人に仕事もほどほどにと伝えてきてくれる?ユーリもお父様に会えたら安心でしょ!」
とウインクするお母様、可愛い。
「でも、お母様、この家から王都まで馬車で二時間はかかります!!」
「大丈夫よー!転移陣を使ったら一瞬で王都の騎士団本部前に行けるわよ!」
「転移陣ですか??初めて聞きました!」
「ふふふっ!転移陣はあなたのお父様が初めて作った魔具なのよ。この世にまだ一対しかないからユーリは知らなかったのね。あなたのお兄様達もこの転移陣を使って王都の学院に行っているのよ。転移陣を作ったお父様が許可した者しか転移陣は使用できないの。だから、ユーリは許可が降りてる執事のセバスとサンドイッチを差し入れしてきてね。」 小声「まぁ、王族は家族の誰かと一緒ならついてこれるのが問題点なんだけど‥‥」
お父様スゲェェェェ!!!
この転移陣は庭にあるということで!
ふたつのバスケットにこれでもか!!とひきつめたサンドイッチ(私のお昼分を含め)持って!セバスとお手てつないで!レッツゴー♪
バックミュージックとして某番組のはじめてのおつかいのテーマソングを背中にいざ!!出陣(笑)