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王子は俺様?

そんなこんなあって書庫から移動して、今は日当たりのいい我が家自慢の庭を硝子越しに見ながらティータイム中です。



私の両サイドにはお兄様達が陣どり、正面に王子が座り料理長が私の3時のおやつ用に作ってくれていたアップルパイと紅茶を楽しみながら過ごしていた。

かおるの時は早くに両親を亡くして一人っ子だったし、その後の施設ではお姉さん役だったから、上の兄弟がいることがはっきり言って…めちゃめちゃ嬉しい(*´∇`*)甘えるのは少し恥ずかしいが極度の我が儘を言わない限り大丈夫だとこの数日でわかった。

だって、お兄様達は私の甘やかし筆頭隊長だもんね!むしろ、最初は甘えなかったら泣いて「「ユーリが頼ってくれない(泣)」」とオヨオヨとすがってきたのだ。あれには、私も焦ったので少しずつ頼るようにしました。

そして、出来上がったのがシスコン&ブラコンになっていまいました私達!!テヘッ(ノ´∀`*)



うふふ~大好きな兄達が隣にいて、サクサクなアップルパイを「兄様!あーん」したり、「ユーリ!あーん!!」

し・あ・わ・せ~!!



将来?なにそれ~?美味しいの~?




って!!!

まずい、まずい。危うく、ピンクなオーラに飲み込まれる所だったよ。( ̄▽ ̄;)



それにしては正面に座っている王子がずーっとアップルパイを優雅に?ガツガツ?召し上がっているのだか、王子って食いしん坊キャラだっけ?確か俺様キャラだったような気がするけど…まっ!いいや!私達に害がないならどうぞどうぞ!こころゆくまで召し上がって下さいな!



「ちょっと!僕達のがなくなるからおかわりやめてよ。」

「モグモグ!ゴクンッ!いいじゃないか!お前達はいつでもこんな旨い菓子が食べれるんだろ!」

「そぉだけどー。折角、ユーリが考えた菓子なんだかもっと味わってよね。」

「!!!なにっ!?ユーリ嬢が作ったのか!?」

「馬鹿じゃないの。ユーリを厨房に行かせるわけないじゃん危ないんだし!」

「そぉだよ!怪我でもしたら大変じゃん!」



「「.....それより、さっさとユーリに挨拶しなよ。ユーリは挨拶したのに馬鹿王子はしないのかな?」」ニッコリ。

お兄様.....。なんか冷気が!素敵な笑顔が腹黒スマイルに見えます。そんな、お兄様達も格好いいー!!(笑)



「あっ.....すまん。忘れてたな!」

「「はぁ~。」」

「ゴホンッ!改めて失礼する。サファイア王国、サファイア王家第一王子のエドワード・サファイアだ!よろしくな!ユーリ嬢!!俺のことはエド兄様って呼んでくれ!あと、俺もユーリ嬢に「あーん!」させてくれ!!」


あっ。やっぱり俺様キャラなのかなー?気軽に愛称で呼べって。無ー理ー。好きになれないな。

「ユーリ!ごめんね。普段はこんなにアホじゃないんだけど、今日は頭のネジを数本なくしてきたみたい」

「王子のことはエドワード様で大丈夫だからね~!でも、もぅ二度と来ないから忘れてもいいから」

うわぁお!お兄様達。辛辣ー!でも、そこが格好いい!!


「お兄様、さすがに

かわいそうよ。大事なお友達なら、思っても言っていいことと悪いことがあるよ。エドワード様もごめんなさい。お兄様達はエドワード様のこと気に入っているからちょっと言葉足らずだったり酷いこと言うかもですが今後もよろしくお願いします!でも、今度から来る時には事前にご連絡ほしいです。使用人や料理長、私もにも心の準備が必要ですので.....!?」


「はい.....すいませんorz(泣)」



「ユーリ、やるなぁ、可愛いこと言いながらエドにとどめさしちゃったよ。」

「なにげに僕達のこともちょっと怒ってる?悪口みたいなのが混ざっていたような?」

「そんなことないよ!大好きなお兄様達だもん!例え、幸せな読書の途中に騒がしかったことなんて気にしてないよ!(*´∇`)ニコニコ」



「「.....ごめんなさいorz」」







さて!皆さんの反省も終わりましたし、エドワード様も渋々帰宅しましたし、兄達は宿題があるため、私は夕飯までに3時のケーキのレパートリーをふやすためメニューを料理長とおはなししよっと♪あと、今日のアップルパイ、凄く美味しかったこともつたえないとね!!

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