私の両親
現実逃避中だった私を呼び戻したのもやはり目の前のイケメン.....私のお父様である人の
「っっユーーーーーリーーーーー!!!!痛い所はない!!??大丈夫かい!!??僕のことわかるよね!?ユーリの大好きなお父様だよーーーーーーー(泣)返事をしておくれーーー!!!!m(。≧Д≦。)m」
おぉぅ.....父よ現実逃避から呼び戻してくれたのはいいんだか、泣き叫びながら私を揺さぶらないでほしい.....痛い所はないが酔って吐きそうだよ(;゜∇゜)
そんなこんなしていると
パッッッッッッシーーーーーーーーン!!!
と小気味いい音が鳴ると同時に父がぶっ飛んだ。
気持ち悪いながらも目の前の状況に驚いた私は大きなハリセン?を持った美女に釘付けとなっていた。
「旦那様。そんなに揺すってはユーリがしゃべれないでしょ。落ち着いて下さいませ。」
「酷いじゃないか(泣)ローゼ!確かにちょっと慌ててたけど、そんなに全力ではたかなくてもいいじゃないか(>_<")!!」
「元はといえば、ユーリが書庫で読書している最中に旦那様も一緒に書庫にいらして、旦那様が目的の本を探している時に足の小指をぶつけて、痛がっているところに旦那様が散らかし積み上げていた本の山に偶然倒れこみ、積みあがっった本がユーリに雪崩たのでしょう?」
「...............み、みてたの?」
「...............見てません。ですが、おっちょこちょいの旦那様ですからそんなことだろうと思っていました。いつもはユーリが読書が終わったら旦那様が散らかした本を元の位置に戻してくれていたのですが・・・タイミングが悪かったんですね。」
「うっ、ごめんなさい」
「謝る相手が違うでしょ!!!!」
「ハイッ!!!ユーリ!ごめんなさい!!!」
がばりと勢いよく土下座する父。
父よ尻にひかれているね(笑)
「ユーリ、私からもごめんなさいね。いつも、ユーリが書庫を綺麗にしてくれるから私たちも安心してたわ、大まかな掃除なら使用人達でも可能だけど本の位置を全部おぼえているのはユーリぐらいだから。でも、無事でよかったわ。すごい音がしたと思ったら、旦那様がぐったりしているユーリを抱えて走って来たんだもの!」
とにっこり笑う美女こと私のお母様。
「はい!どこも痛くないですお母様!!流石に(前世の記憶が戻って)驚きましたが大丈夫です(*´∇`)お父様もごめんなさい、ちょっと意地悪しちゃいました!!先ほどの答えですが魔法騎士団長で伯爵のジェイス・ラントとは私の大好きなお父様です!!そして、才色兼備でおっとりさんですがお父様の手綱をしっかり握られていてる伯爵夫人のローゼ・ラントの大好きなお母様!!二人とも自慢の私の両親です!!(*´∇`*)」
これ以上混乱して、前世の記憶がある子供だとばれたらめんどーなので前世の記憶と共に今まで過ごしてきた三才までの記憶の私が答えるように可愛く!目の前の母と父に伝えた。
母は美女だけあって照れ顔も美しく可愛かった!
しかし、可愛くやり過ぎて、父が感動し、更なる涙を流して私を抱きしめ気絶させるとは思ってもみなかった(泣)