6月の話
中学生は義務教育。だから毎日学校へ行くし、そこを特に疑問には思わない。
学校に行かないと、最悪、先生どころか警察が自宅に来るのだとも聞いたし。
一方で、何故に勉強をしなければいけないのか、と言う部分。
それは多少疑問に思わなくはない。
我が家には英語の新聞は来ないし、ご飯の用意に科学知識は必要ない。
自転車の運転にも方程式を使ったりしないし。
必要だという大人と、必要なんだろうなぁと思う子供。
8割方はこんな感じで学校に通ってるだろう、俺も含めて。
けれど、9年の義務教育が終わったとしても。
いや、俺の場合は中高一貫12年までが確定してるけど、そうで無くたって。
高校があって大学もあって、人によってはその先さえある。
一生勉強なのだと言って、仕事の合間に何かの参考書を読んでいる人もいる。
わざわざ休みの日に講習会にお金を払って参加する人達もいる。
そもそも中学生は勉強が一番大事な仕事である以上、誤魔化すわけには行かない。
但し、それより大事に思えることは、中学生であってもある。
大事なものとそうで無いもの。決める基準は何処だろう。
そして、それをわかるために勉強するのだ、と大人はうそぶくけれど。
勉強に関する話なんか、やはり俺に出来るわけが無い。
なので多分。これからするのは、あまり勉強には関係の無い話だ。