【世界遺産になる理由】(俣彦『短編ぼくのまち』)
先日、テレビを見ていましたところ
日本の中で
最もパンが食されている都市は何処でしょう?
と言うテーマが設けられておりまして
ご覧になられましたかたもいらっしゃると思われますが
意外な街が1位を獲得しておりまして
そこは何処なのか?
と申しますと
京都市
だそうにございます。
詳しい流れにつきましては
いづれ出ることになると思います
その番組のDVDが発売されました時に
購入して頂ければ宜しいかな?
と思われますので
内容については触れませんが
その中で
印象に残りましたフレーズがありましたので
本日は
そのフレーズより
話を捻じってみようかな?
そのように考えております。
番組スタッフからの
『普段、何を食べていますか?』
の問いに対しまして
京都のかたがたは
フレンチ
やら
イタリアン
など
と言いました
西洋諸国の殿方を好む
肉食の淑女が多かった京都市民
なのでありましたが
……正しくは
フランス料理やイタリア料理などを食す機会が
京都のかたは多いそうでありまして
極め付けだったのが
次の言葉
『京都のヒト。
湯葉や湯豆腐などと言いました
いわゆる
【和食】
を食べることは
あまりありませんよ。』
のフレーズ。
(あぁ世界遺産ってこう言うことだよな。)
地元住民が普段食べているモノを
わざわざ重いレッテル貼り付けてまで
敷居の高いモノなんかにしないものな……。
もはや骨董品になりつつある。
このままですと
鉄道廃線跡に佇む
駅舎であった建物の如く
自然に還ってしまう可能性があるから
『世界遺産』
の冠を被せることにより
普段使いの世界からは離れてしまっておりますが
肩書きに弱いかたがたを吸い寄せることにより
莫大な利益を産み出すことが可能となるんですよ。
だから大事にしましょうね。
と印象付ける必要があるんだよな……。
仮に
世界遺産にすること以上の
価値がある
と判断されますと
ドイツでしたかね……。
『取り消しにしますよ』
の脅し文句を振り切ってでも
便益のため。
新しい橋を拵えたりするものな……。
……と言う位置付けに
『和食』もある
と言うことなんでしょうね……。
(四半世紀近く前。
京都での修学旅行の晩御飯に
たしか
……『和食』が並んでいたよな……遠い目)