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No Hair, No Life  作者: べるにゃん×黒嶺紅嵐
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少女2

 私は、こんな噂を聞いた。

 私の家の近くにある[トコロ理髪店]ではその人の生きる『力』的なものが手に入るらしい。

 それなら私にももらえるかな?

 

 

~翌日~

 

 朝、私はめずらしく早く起きた。

 とくにすることがないので淡い期待のもとで[トコロ理髪店]行くことにした。

 

 「ごめんくださーい」

 さっそく行ってみたらそこにいたのは

 「いらっしゃい。どうした嬢ちゃん。あんた中二病なんじゃないのか?なんだその自分は世界の理から外れて生きるぜ!みたいな顔は。」

 変な人だった。

 というか、なんでわかったの?『自分は世界の理から外れて生きるぜ!みたいな顔』ってどんな顔?

 「そんなもん足見ればわかる。儂はこう見えてもこの理髪店店長だからな。」

 だから『自分は世界の理から外れて生きるぜ!みたいな顔』はどこにいったの?ていうかなんでこんなのが店長なの?

 「儂が店長で何か悪いのか」

 だからなんでわかるの?

 「だからそんなのは足を…」

 「ああーもうわかりましたので結構です」

 私はなんでわかったのかが気になるけど話が進まなそうだったので、話題を変えることにした。

 「そういえばここで…」

 「待ちなさい。なんで儂がわかったのかが分かってないならちゃんと聞きなさい。これだから最近の若いもんは。いいかい?よ~~く聞くんだよ…」

 出鼻を挫かれた。

 あの語り出しは、話が長くなる時の前兆だ。

 だめだ。どうしよう。話が終わりそうにない。

 今できるのは、早く時間が過ぎてくれるのを祈るだけだ。

 あぁ、お願いだから早く終わらないかな。

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