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ep.1『霹靂』①

メリークリスマス!!!

 怯え、震える男の体を、巨大な影が覆い尽くす。

 穏やかな森に突如飛来したドラゴンは、周囲の木々よりも高くにある二つのまなこで男をじろりと睨みつけた。


「なっ、なんでこんな大型のモンスターが……こんなところに……」


 絶体絶命の危機に遭った男の口からは、似つかわしくないほど素朴な疑問がこぼれる。

 近隣の村で小さな宿屋を営む平凡な中年の男が、野草摘みのため普段のように森へ足を運んだ。それが何故、命の危機を迎えているのか。

 しかし、熱く眩しく光る竜の口腔は疑問の解消を待ってはくれない。

 肌を焼くように上昇する気温、体の芯から噴き出てくる汗に「俺は、ここで死ぬのか」と村人が悟ったその瞬間、ドラゴンの口から放たれた熱線が襲いかかった。


「ひぃぃっっ!!!」


 村人は逃げることもできず、ただただ顔を伏せて熱線に焼かれる……はずだった。

 確かに村人に向けて放たれた熱線は、その体に届くことなく何かに遮られていた。

 恐る恐る顔を上げる村人の視線、その先に……赤いマントを翻す雄々しい背中が立ちふさがっていた。


「……勇者様!?」

「今のうちに逃げてください!!」

「は、はいっ!!」


 村人に向けて放たれた熱線を大剣で受け止めているのは、紛れもなく勇者ギデオンだった。

 新聞でしかその姿を見たことのない英雄が今、自分を命の危機から救ってくれている。

 村人の思考が恐怖と混乱から解き放たれ、起こった奇跡への感謝で満たされた。

 安堵とともに急いで離れた、その瞬間だった。


「ぐわっ!!」


 勇者ギデオンは、ドラゴンの熱線であっさりと吹っ飛ばされた。

 そしてその勢いのまま、背後の樹へしたたかに背中を打ち付けられる。

 あまりにもあっさりと不利に立たされた英雄の姿に、村人の心に再び暗雲が立ちこめる。


「こっちじゃ、ドラゴンっっ!!!」


 突然耳を貫いた声に、村人は振り向く。

 そこにいたのは炎の矢を構えた褐色の少女——魔法大国クレイオスの第一王女にして勇者の仲間たる大魔導士、リアだった。


「くらえっ!!!」


 リア王女の炎の矢は、村人の目では追えないほどのスピードで放たれた。

 ただ、目では追えなくとも結果は確認できた。

 ドラゴンをしとめるために放たれた炎の矢は……


「外したっ!?」


 巌のようなその頬を僅かに掠り、虚空へと消えていった。

 このドラゴンが強すぎるのか、あるいは、それとも――

 勇者の背中に安堵していた村人の思考は、以前を超える不安で満たされていた。

 ドラゴンの熱線がリアを狙う。

 いや、この距離でまともに喰らえば三人まとめて焼き尽くされるに違いない。

 ここに一つ希望があるとすれば……勇者の仲間はまだいるはず、ということだ。


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!」


 突如、野太く雄々しい叫び声が森の木々を揺らした。

 その赤く光る口腔を地上に向けていたドラゴンが、慌てて上空に向き直る。

 ドラゴンが反応したのは野太い叫び声ではなく、凄まじく巨大な殺気。

 迫り来る脅威に対応するための本能的な行動だった。

 ドラゴンが焼き尽くさんとするその先に現れたのは、はちきれるような筋肉を湛えた格闘家の男だった。

 その男は巨体……とはいっても、あくまで人間の範疇。身長は精々2mを超えた程度だろう。

 しかし、村人は何故かこう思えてならなかった。


『ドラゴンよりも巨大なモンスターが現れた』


 きっとそれは、ドラゴンにとっても同じことなのだろう。

 ドラゴンは格闘家に向けて熱線を放つ。しかしそれは、追いつめられた獲物が苦し紛れに砂をかけるような、心許ない悪足掻きのように見えた。

 果たして、熱線は格闘家のたくましい脚から繰り出される蹴撃であっさりとかき消される。

 そしてその勢いのまま、格闘家の足はドラゴンの頭蓋へとしたたかに打ち下ろされた。


「竜骨破砕脚ッッッ!!!」


 ベギベギベギベギッッッッッ!!!!!


 格闘家の足がドラゴンをしとめた瞬間、何かが砕ける激しい音が森に響きわたった。

 砕けたのは、ドラゴンの骨だ。

 足が振り下ろされた頭蓋だけではない。全身の骨が、たった一撃の蹴りで無惨にも砕かれたのだ。

 ドラゴンが地響きを起こしながら倒れた後、格闘家は全くブレることもなく着地した。

 そして、その死骸に向けて手を合わせ、黙祷を捧げる。

 彼が地上に降りたことで、村人は改めてその男を認識する。

 男は、凄まじくデカい。

 筋肉も、身長も。

 村人が40年と少しの人生で、全く見たことが無いほどの巨漢だった。

 だが、その凜々しい相貌(そうぼう)は知っていた。

 魔王軍との戦いで立てた武勲を、世界中の誰もが知っていた。

 その男の名は、ヴォルガー・フィルヴォルグ。

 勇者パーティの誇る、世界最強クラスの格闘家だ。


***


「皆さん、大丈夫ですかっ!!」


 ヴォルガーがドラゴンの死体に黙祷を捧げていると、女性の声が近づいてきた。

 茂みの向こうから現れたのは、紺色の修道服に身を包んだ、落ち着いた声色の割にとても小柄な女性――勇者パーティのヒーラー、ラピアだった。

 ヴォルガーはドラゴンを狩るために先んじて飛んできたが、彼女も追いついたらしい。


「すぐに回復しますね!!」

「あ、ああ……ありがとう」


 ラピアの掌が、勇者ギデオンの背中にかざされる。

 木に打ち付けられた傷と痛みは、掌から放たれる温かい光で瞬時に癒された。


「ヴォルガーくんもお怪我はありませんか!?」


 熱線をかき消し、ドラゴンをしとめたヴォルガーの脚を、ラピアは丹念に撫でる。

 その筋肉の雄々しさ、しなやかさをじっくりと確かめるような手つきで。

 戦いで負った僅かな傷はたちまち癒されたが、ラピアはなかなか脚を放そうとはしなかった。


「俺は大丈夫だ、それより……」


 ヴォルガーはラピアによる治療を打ち切ってギデオンに近づく。


「勇者殿! 姫様! どうして我々を置いて先走ったのだ!!」

「……二人で相談したいことがあったのじゃ」


 大魔導士のリア王女は、バツが悪そうにそう言う。


「我々はパーティだ!! 今回のようなこともある、なるべく一緒に――」

「あ、あの……」


 ヴォルガーの訴えを遮るように、ドラゴンに襲われていた男が出てきておずおずと声をかける。


「本当にありがとうございました! まさか、勇者様の御一行に助けていただけるとは……」

「ああ。無事で何よりだ」

「ところで、本日の宿はお決まりですか? よければうちの宿屋に泊まっていってください! もちろんお代はいりません!」

「いえ、流石にタダというわけには」


 ギデオンは遠慮するが、男は譲らない。


「命の恩人からお金をとったんじゃ女房に叱られちゃいますよ! 私の顔を立てると思って是非!」


 助けられた恩返しがしたい……というだけではない。

 勇者の一行を歓待できることが嬉しくて仕方ない。その気持ちが表情からありありと伝わってきた。


「……そういうことなら、お言葉に甘えます」


 ギデオンは、素直に好意を受け止めることに決めた。


「村までご案内します! ついてきてください!」


 ドラゴンの死骸を処理するための連絡もうちの宿の伝書鳩を使ってください、といったことを話しながら先導する村人。

 その言葉を聞きながら、ギデオンはヴォルガーに、窘めるように言う。


「……なぁ、ヴォルガー」

「どうした?」

「あんなに歓迎してもらえるんだから、その……くれぐれも、静かにしているんだぞ?」

「……? 無論、騒ぐつもりはないが……」


 何を心配しているのか、ヴォルガーにはわからなかった。


***


 村についた勇者一行は宿屋の亭主――ドラゴンに襲われていた男――から歓待を受け、他の村人達からも熱烈に歓迎され、気がつけば夜は更けていた。

 そろそろ寝ようという時間。ヴォルガーは宿屋の庭で腕立て伏せをしていた。

 正確には、指立て伏せ。

 小指一本で逆立ちをし、巨体を支えての上下運動。ヴォルガーが日課にしている、就寝前のストレッチのようなものだった。

 近くのベンチでその運動をじっと見つけるラピアに、ヴォルガーは口を開く。


「……なぁ、ラピアさん」

「どうしたんですか、ヴォルガーくん」

「勇者殿と姫様……様子がおかしいとは思わないか」


 心配そうなヴォルガーの口振りに、ラピアは同意する。


「はい……そもそも、あのレベルの魔物に二人が苦戦するなんて」


 あのドラゴンは、確かにこの付近では全く見かけないほど強大なモンスターだった。

 しかしそれはあくまでこの近辺で比較した場合の話であり、ギデオン達がこれまで戦ってきた魔王軍の魔族や魔物達と比べればまるで話にならない程度。

 本来であれば、ギデオンにしろリアにしろ、赤子の手を捻るように倒せるはずの相手だった。

 それこそ、ヴォルガーがそうしたように。


「ああ。それに、我々が宿屋で騒いだことなど一度もないのに、妙に神経質だった」


 『くれぐれも、静かにしているんだぞ』という窘めるようなギデオンの言葉が、ヴォルガーの耳にはこびりついていた。


七沌将(しちてんしょう)との戦いを終えたばかりで、思ったよりも疲れが残っているのかもしれませんね」

「ラピアさんもそう思うか」

「他の理由は思いつきませんね」


 勇者一行は、魔王軍の幹部・七沌将の一人を討伐する大きな戦いを制して間もない。

 少しの物音でもストレスに感じるほど大きな疲労が溜まっている……二人には、そう解釈する他なかった。


「我々は勇者殿と姫様に比べて体力に余裕がある。しばらくは、二人が余力を残せるよう努めよう」


 ヴォルガーは指立て伏せをやめて、すっと立ち上がる。


「はい! ヴォルガーくんも、回復が必要なら遠慮せずに言ってくださいね!」


 ラピアは、先程まで巨体を支えていたヴォルガーの腕にそっと白魚のような手を絡ませる。


「う、うむ。今は特に必要ないが……」


 少女のように小さな手が絡んでくる感覚に、ヴォルガーは少し戸惑いを覚えた。


***


 シャワーを浴びて就寝の準備を整えたヴォルガーは、ベッドに座りながらタオルで頭を拭いていた。

 拭きながら、逡巡していた。


(回復魔法は必要ない……とはいえ、自覚以上に疲れていることは珍しくない。俺もしっかり疲れをとらないとな)


 世界を救う使命を背負っての旅だ。自分だって、いつギデオンやリアのように疲弊するかはわからない。

 休めるときに休んで疲れを取るのも、大切な仕事の一つといえた。

 ヴォルガーは黒いタンクトップを脱いで傍らに置き、ベッドに巨体を横たえる。


「日課の乳首開発を終わらせて今日はもう眠るか……」


 タンクトップを脱ぎ去り、露わになったヴォルガーの豊満な肉体……。

 逞しい胸板はぶ厚く盛り上がり、乳首は綺麗なピンク色で、そのサイズは女性のように発達していた。

 ヴォルガーは横たわったまま、愛用の軟膏を指先に取ると、乳輪をゆっくり……円周を確かめるようになぞっていく。


「お……お……」


 軟膏をつけた指先がぬるり滑る、冷たくも心地のいい感触。

 次第に高まりゆく感度。

 焦らすような甘い刺激に、彼の乳首はじわじわと硬度を増していく。


「お……♡ お……♡」


 ムクムクと、少しずつ隆起していく乳首が最高点に到達したとき、乳輪をなぞっていたヴォルガーの指先が……一気に乳首を捻りあげる!!!


「お゛お゛ぉッッッッ♡♡♡」


 そして、勢いのままに思う様乳首をいじり倒していく!!!!


「お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉんッッ♡♡♡」


 二つの突起を起点に、ヴォルガーの全身を凄まじい快楽が電流の如く駆け抜けていく!!!

 いじるのも自分、いじられるのも自分……そのはずなのに、彼の肉体(からだ)はすっかりコントロールを失っていた!!!

 ドラゴンを一撃で屠る世界最高クラスの膂力が、惜しみなく全て注がれた想像を絶する乳首開発!!!

 彼は自分の生み出した快楽の沼に、自ら飛び込み、そして溺れる!!!


「お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉんッッ♡♡♡」


 ガタガタガタガタガタガタッッッッ!!!!


 最高の肉体から放たれる最大音量の喘ぎ声!!!!

 空気を震わし、宿屋を揺らすその衝撃は最早地震と遜色なかった!!!

 宿屋が振動で崩壊するのが先か、ヴォルガーが快楽で気絶するのが先か、運命は乳首のように二つに分かたれた!!!

 そして、突如激しく叩かれるヴォルガーの部屋のドア!!!


 ドンドンドンドンドンドンッッッ!!!!


「ヴォルガーッ!! ヴォルガーッ!! 静かにしろと言ったじゃないか!!」

「乳首を焼き尽くすぞこの不届き者めがッッ!!」


 彼を快楽の沼から引きずり出そうと拳を振るうのは、勇者ギデオンと大魔導士リア王女だ!!

 この破滅的な乳首開発に限界を迎えた二人は、ヴォルガーを直接止めようと開発室に立ち向かったのだ!!!

 しかし、厳しい修行に耐えて手に入れた世界最高クラスの肉体は理外の集中力で彼らの呼びかけを意識の外に追い出した!!!

 ヴォルガーの喘ぎ声は、相も変わらず宿屋を揺らし続ける!!!


「お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉぉぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉぉぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉんッッ♡♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛ぉッッ♡♡♡ お゛お゛お゛ぉぉぉッッ♡♡♡」

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ちょっww これはヒドい 爆笑する(*゜∀゜)=3
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