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第一話 始まりは空

ああ時間というのはどうしてこんなに立つのが遅いのだろう

現在の時間は9時

俺の退院する時間は10時まだあと一時間もある

さすがに今の高校生にはテレビ一本じゃきついって

VRゲーム機もってこいや


朝の8時ごろから起きており早く家に帰りたいのに帰れないという何とも退屈な時間を過ごしている俺だったがそんなときにすごいニュースが飛び込んできた


テレビの警報音と共に画面が切り替わりニュースになった


「皆さんおはようございます。本日の8時50分ごろ神奈川県横浜市にある私立横浜海輪高校で火事がありました。現在のところ負傷者は出ていないようですが現在も火が昇っているとのことです。それでは現場の様子を見てみましょう。現場の金井さ~ん」


「はい、現場の金井です。本日の先ほどこちらにある私立横浜海輪高校で火事がありました。現在負傷者などは出てはいませんがいまだに火は消えないとのことです」


火事か昔火事の中から人救う鬼畜ゲームがあったなと俺は思い出しながら暇つぶしにニュースを見ていた

そんな時だった

俺もパレソフィをやることをあいつに伝えようと思いメールを送ると以外にすぐに返事が返ってきた


レン 俺もパレソフィやることになったから暇なときにでも一緒にやろうぜ


三日月 いいよ。てか今日暇だしいいよ


レン 返信早いな

   確か学生じゃなかったか?もしかしてさぼりとか


三日月 そんなんじゃない

    さっき急に暇になってね

    学校が燃えた


三日月 消去されました


三日月 ごめんあれ嘘


レン いやもう遅いだろ

   てか学校が燃えたって今テレビでやってるやつだろ


三日月 ぐむむ

    そうなんじゃない


チャットでやり取りしながら軽くテレビの方に顔を向けた

するとどうしてだろう

テレビの端っこに妙に既視感がある奴が映っている

リアルではあったことないが確かどのゲームもあまりキャラクリしないと言っていたな

こいつってまさかな


とりあえず妙に既視感がある奴はほっといて俺は三日月と連絡を取り合った


時間はあっという間に過ぎ去り現在の時刻は10時俺の退院だ

迎えに来てくれたのは父さんだった


「父さんがいなくてさみしかったか?」


「う~ん、彼女がいたからさみしくなかった」


「え、もう彼女いるのか!」


「ふっ」


「父さんだって彼女ができたのは18だったのに。悔しい」


「まあなんだ、どうしてか深夜までしか一緒にいてくれなくて、朝気が付くといなくなっていたがな」


「・・・息子よ、達者で生きろよ」


「ああ」


とバカな会話をしながら自宅に帰った


「その足で二階まであがれるか?」


「大丈夫、昔にこれ以上の痛みを経験しているから」


「?まあいいや、父さんはとりあえず仕事行ってくる」


「いってら」


いつもなら一分もかからない階段を数分かけて上った

たとえゲームでこれ以上の痛みを味わってもやはりリアルとは少し違う

さらに言えばゲームはポーションを飲めば簡単に治るが現実はそううまくいかない


いやな汗をかきながら自室の床に座り込む

荒い息を吐きながらベッドにもたれかかる

少し時間が経ち汗が引き息もだいぶ整った

片足を引きずりながらベッドへ這い上がる

そして身近にあるVR機のカセットを入れ替え頭にセットした


女性と思われるアバターが俺の前に現れこういった


「ようこそ、パレルソン・ソフィアへ」


そこからはキャラクリや職業を選択、そして軽いチュートリアルをした

数分後チュートリアルなど終わった俺の前に「パレソフィの世界に飛び込みますか Yes No」という選択画面が現れた

もちろんYesを押した


次の瞬間俺は遥か上空にいた


「え、ええぇぇぇええええ!」


「なぁあんだぁああこれぇぇえはぁぁああああ!!」


Yesという選択画面を押した俺は遥か上空にからのスタートとなった


ただただ落ちる

叫びながら落ちる

少しずつだが街が見え始めた

そして始まりの街の中心に”(バベル)”が建っていた

あれが”(バベル)”か


「ってなぁああるぅぅうかぁぁああああ!!」


叫びながらもどんどん地面に近づきもう地面と顔が1mもない所で俺は転送された

転送された場所は【始まりの街 レスタ】


「・・・は?」

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