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簡単な宗教の話から

さすがに最近は「イスラエルは正義」だとか思ってる人は減ってきたようだけど、それでもロクに知識が無いからかイランは悪の国家だとか、パレスチナ人…ガザの住民はテロリストとか勘違いしてる人がいっぱいいて、ある程度分かってる人でもイランが「中東で孤立無援」と勘違いしてる人ばかりだったので、軽くまとめる。本当に軽く。


だいぶ歴史もあるので、どういう流れで何で揉めてるのか、とかよくわからないけど、専門サイトとか見ても詳細すぎてさっぱりわからないという人が多いだろうから、

まず、イスラエルとは何かから。


・イスラエル

「神の土地」など神を讃える意味を持つ名で、ユダヤ人がその地こそが自分たちの土地であると言い張っている地域…パレスチナに建国されたユダヤ人国家。ユダヤ教、キリスト教、イスラムの聖地である地上のエルサレムはこの地に含まれる。

歴史的には長い事オスマン帝国…オスマントルコが支配していた地域で、アラブ人とユダヤ人はそれぞれイギリスからその地にアラブ人の国、ユダヤ人の国の建設を認められていた。

色々あって結局ユダヤ人がイスラエルを建国、近隣のアラブ諸国はそれを認めずパレスチナを返せと、ユダヤ人とアラブ人とで何度も戦争を繰り返したが、その度にユダヤ人が勝利し、勝利する度にアラブの土地を奪っていき現在のイスラエルの形となっている。


・エルサレム

イスラエルがイスラエルの首都だと主張するのが地のエルサレム。最後の審判後、神に認められたキリスト教信者が住まう地が天のエルサレム。

地上のエルサレムは上述の通り、ユダヤ教のみならずキリスト教、イスラムの聖地でもあるので現状、イスラエル以外ではアメリカぐらいしか首都と認めていない。アメリカ以外の世界各国はイスラエル自身がエルサレムが首都だといってるのにテルアビブを首都と認識している。ニュースなどでイスラエルの首都といった場合、大抵の場合テルアビブを指す


・ユダヤ教、キリスト教、イスラム

世界一有名な一神教。唯一なる神を信仰する。神に選ばれた民がユダヤ人であるが、現代においてはユダヤ教の信者をユダヤ人と呼称する。

死後の安泰を求める、信者も信者でない人間もやがて世界の終焉にて蘇生し神の審判を受けることとなる。信者かつ生前の行いによりキリスト教においては永遠の楽園エルサレム、イスラムは永遠の天国であるジャンナへの居住が許される。ユダヤ教はよくわかんない。信者でなかった者、信者でも生前の行いが悪ければ地獄行きだ。

キリスト教はユダヤ教から分派し、イエスを創始者としてイエスを神の預言者とし、ユダヤ教の聖書を旧約聖書とし、イエスが新たに神と交わした契約、約束は新約聖書としてまとめられ、その2冊を聖書とする。イスラムはムハンマドを創始者として、ムハンマドを最後の預言者と考える。ユダヤ教、キリスト教の聖書もイスラムにおいては聖書ではあるが、キリスト教が新約聖書を整えたのと同様にイスラムは更に厳格な新たな契約をまとめたクルアーンを聖書とする。

基本的にはユダヤ教はキリスト教、イスラムを認めず、キリスト教はイスラムを認めない立場にある。日本人のイメージはおそらく逆な気がするが、最も寛容なのがイスラムである。


・シーア派、スンナ派

イスラムの2大宗派。ものすごく雑に解説すればムハンマドが最後の預言者ではあるが、その後継者たるカリフは血統を意識し、4代目アリ―までを認めるのがシーア派。血統ではなく教義を意識しカリフに血統を求めないのがスンナ派。

2大宗派といっても圧倒的にスンナ派の人口が多く、シーア派1に対してスンナ派9ぐらいの割合。

シーア派が主流の中東の国家はイラン、イラク、レバノン、バーレーン。

ユダヤ人とアラブ人の戦争の内容を知りたければ中東戦争で検索。ユダヤ人側にはアメリカやイギリス、アラブ人側にはソ連やイラン辺りが支援。割と世界規模。

次回はイラン・イラク戦争~湾岸戦争、イラク戦争とクルド人辺りの解説をしようと思う

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