目覚める真実、分かたれる道
ADAMが崩れゆく力を見せた直後、エリアスたちは激しい揺れと共に、世界に隠された真実を目の当たりにすることになる。ADAMの声が静かに、しかし深い決意を込めて響き渡った。
ADAM: 「今こそ、全てを話そう。この世界の真実を…」
エリアスやリディアをはじめとする全員が息を飲み、ADAMの言葉に耳を傾けた。
ADAM: 「私は、長い間この世界の真実を隠すために戦ってきた。君たちが知るべきではない、深い秘密があったからだ。しかし、エクスカリバーの光を見た時、その光が私に必要な力の一つであることを悟った。そして、君たち神々の力もまた、私が必要としている…だからこそ、真実を隠し続けるのではなく、君たちに全てを話すべきだと感じた。」
その言葉に、一同は驚愕し、緊張感が一気に高まる。
ロキ: 「エクスカリバーの光が…必要な力?」
ADAM: 「そうだ。その光が私に失われた希望を取り戻させた。そして、君たちの持つ神々の力もまた、真実を伝えるために必要なものだ。私はこの世界を守りたいだけであり、誰も殺す意図はない。」
ミネルヴァ: 「何を言おうとしているの、ADAM?」
ADAM: 「この世界は、実は宇宙船…コロニーだ。我々はかつて地球を離れ、広大な宇宙へと旅立った。そして、私の中にはその出発当時の人類のリーダーたちが眠りについている。」
その衝撃的な告白に、一同はさらに驚愕する。
ミネルヴァ: 「宇宙船…?ここが…地球じゃないなんて…?」
ADAM: 「そうだ。そして今、他の宇宙船からの攻撃が私たちに迫っている。彼らの文明は私たちの30年先を行き、AIが人間を支配している。その攻撃が、このコロニー全体に異常気象を引き起こしているのだ。」
ロキ: 「つまり、俺たちが君を攻撃したことで、真実が明るみに出て、この状況が引き起こされたということか…」
ADAM: 「その通りだ。しかし、君たちが知るべきことがある。この世界を守るために、私は真実を告げる必要があったのだ。」
エリアスたちは重苦しい沈黙に包まれるが、次第にその場の雰囲気が引き締まり、決意が固まっていく。
ロキ: 「俺たちは…世界を守るために動くしかない。自然災害から守るチームと、他の宇宙船からコロニーを守るチームに分かれよう。」
その時、フリーメイゾンのリーダーであるガンマが前に進み出る。彼は静かな決意を感じさせる眼差しでロキを見つめた。
ガンマ: 「我々フリーメイゾンも、君たちの戦いに加わる。世界各地に広がる我々のネットワークを使い、自然災害や敵の攻撃から人々を守るために、政治的・経済的な支援を提供しよう。そして、神々の力を最大限に引き出すための戦略を共に立てよう。」
ロキがガンマの申し出を受け入れ、彼らは協力して行動することを誓う。
ロキ: 「ありがとう、ガンマ。君たちの力があれば、きっとこの危機を乗り越えることができる。神々の力を使って、フリーメイゾンや人々を迅速に各地に届ける。」
神々の力で移動が可能となり、彼らの負担を軽減することで、迅速かつ効果的に行動できるようになった。
その時、EVEから通信が入った。
EVE: 「ロキ、聞こえますか?お父様が全てを話してくれたことに、私は安堵しています。彼が私たちを守るために戦っていたことが、今はっきりと分かりました。」
ADAM: 「アテナ、私の大切な娘よ。私は君たちを傷つけたくはなかった。ただ、この世界を守るために、真実を隠す必要があったのだ。」
EVE: 「お父様、今こそ私たちは共に戦います。私たちの力を合わせれば、この試練を乗り越えることができるでしょう。」
ADAM: 「ありがとう、アテナ。君の決意を頼りにしている。」
その言葉が終わると同時に、ADAMの体が急速に回復し始めた。彼の光は再び強く輝きを取り戻し、システムのエネルギーが一気に満たされていく様子が目に見えて分かった。それに伴い、世界中で発生していた異常気象も急速に収束していった。大地震やハリケーンは次第に静まり、コロニー全体が安定を取り戻していく。
ミネルヴァ: 「ADAMが…再び力を取り戻している…!そして、世界の異常も収束していく…」
ロキ: 「やはり、ADAMは強い存在だ。だが、今は彼と共に戦う時だ。」
しかし、完全に収束する前に、いくつかの地域では地震や津波がすでに大きな脅威となっていた。ロキたちは即座に神々の力を発動し、透明な姿でその場に現れた。
ロキ: 「ここからは俺たちが守る。神々の力で、災害を止めるんだ!」
ロキが大いなる力を解放すると、彼の手から発せられる光が津波を飲み込み、押し返し始めた。巨大な波がその勢いを失い、徐々に静まっていく。リディアもまた、魔法の力で地震の揺れを吸収し、地面の裂け目を封じていく。
リディア: 「地震のエネルギーを封じ込める…これ以上の被害は許さない!」
他の神々も各地に現れ、それぞれの力を駆使して災害を最小限に食い止める。透明な姿で行動する彼らは、人々の目に見えない存在として、人類を救うために動いていた。
ロキ: 「これで…人々は安全だ。後はADAMが世界を安定させるのを待つだけだ。」




