表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/29

二人きりになりたかったのに

帰り際に瑞穂が僕に言った。

「凛を送って帰ってあげて」

凛が目を見開いていると、おじさんが割って入る。

「俺も一緒に帰る」

僕は落胆した。この人は何なんだ。


 三人で静かに歩いた。当たり前だ。失恋した僕と相手の女の子、そしてよく分からないおじさんが歩いているんだ。何を話すのか見当もつかない。しかしおじさんが問いかける。

「なあ、凛」

「何?」

「好きな男いるか?」

僕はデリカシーのなさに驚いた。

「いないよ」

返答に僕は安堵したところで、おじさんが続ける。

「ルイはどうだ?」

凛が僕を見つめる。

「小さい」

「そうだな。大きくなったらどうだ?成長期だ」

さすがに笑っている。

「考えとく」

おじさんが笑顔を見せると、凛の表情が弛緩する。

そして彼女は、僕に微笑みかけた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ