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令嬢は愛し子でした  作者: 那花しろ
8/23

短めです

父とセレイル様の思惑、ジェンリーに対する態度、私の事を置いても、自分の心が黒く拡がっていく感情を発散出来ずに眠れなくなった。


昨夜から馬車で移動し、体は疲れきっている。

目を瞑るとワイズフォルトでの事、父とセレイル様、ジェンリーのことが浮かんで眠れない。


(リリアナ、リリアナ、おとうさまきらい?いじわる?)


精霊が眠れない私の側にやってきた


自分の感情で精霊が動く事も知っている、色々なことを我慢してきた、母が亡くなり優しかった使用人達が側を離れ、父からは忘れられ義母の冷遇、私には何もなかった、唯一、精霊達が近くに居てくれた。


再婚したばかりの頃、マリエヌに池に落とされた、精霊達は怒りマリエヌを水責めにした、苦しそうに顔を歪めもがいている姿を見てマリエヌを殺してしまうと慌てて精霊を止めた事があった。


自分の感情一つで精霊が騒ぎ出す、そして生命をも奪ってしまうのではないかと、恐ろしくなり、あまり近くに居ないよう、人を傷付けないよう精霊達にお願いした。


ずぶ濡れの2人を見て、メリアは激怒し、リリアナは折檻され、納屋にずぶ濡れのまま閉じ込められ高熱を出した、侯爵家に嫁いだばかりで継子のリリアナが死んだとなると体裁が悪く、さすがに医者を呼んでくれた。


その時も、勿論、精霊達がリリアナの熱を下げ、助けてくれた。



精霊はリリアナを助けてくれる、お願いを聞いてくれる、善い事も悪い事も。


「疲れたから少し眠りたいの、お願い。」


精霊達はリリアナがよく眠れるように手伝ってくれた。





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