↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令嬢は愛し子でした  作者: 那花しろ
PR
16/23

16

疲れた……

「ふぅ」


「疲れたかい、少し休もうか」


「よろしいのですか?」

退席の許しを頂き護衛の3人と会場を出ると、そこにはルミナが待ち構えていた。


「ルミナ・・・」

「久しぶりね、リリアナ。あぁリリアナ様とお呼びしなくてはいけないですわね。」

一歩二歩と近づいてくるルミナに警戒して護衛の2人がルミナが近づくことを制した。


「私はワイズフォルト国王太子の婚約者です。リリアナ様とは学友であり親友です。」


「大丈夫です。」

護衛に少し下がってもらい、ルミナに向き合った


「リリアナ様にお願いがありますの、あなたの妹をどうにかしてくださらない。自分は愛し子だと騒ぎたて、この飢饉も自分を大切に扱わないせいだと言い出し、大臣達も愛し子が争っているから、国が安定しないと……」


「……私に妹はおりません」

「リリアナ!」

ルミナが私にすがり付こうと手を伸ばしたが護衛に腕を捕まれていた。


「悪いが、他国の内情に口出しは出来ないよ、行こうリリアナ」

後ろから来たウェズリ殿下も話が聞こえていたのか、ルミナを一瞥しこの場から離れようとした。


「リリアナ!では、援助を・・・援助をしていただけないかしら、愛し子の私が王妃になったら、精霊の加護があるから国も落ち着くと思うわ、それまでの間でいいの、お願い私たち親友でしょ」


ウェズリ殿下が護衛にルミナを連れて行くように指示をだしている。

「親友?私はあなたと第二王子の婚約発表の場で勝ち誇った顔でリリアナを見るあなたを見ていた。あれが親友にする態度ですか?私はリリアナの友人としてもあなたを認めていない!」


ウェズリ殿下に連れられその場を後にした。

本当に疲れた。


「リリアナ」

支えてくれている腕に力が入り、殿下に抱き寄せられ額にキスされた。

「!!」

驚きのあまりウェズリ殿下を見上げると、甘い顔で見つめ返された。

(こんなところで、何て事を)

辺りを気にして見ると、護衛や侍女が少し横を向いて、見ていませんという態度をしている。見てましたよね、絶対。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あーん?親友だぁ? どの口が言うんやどの口が!(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。