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疲れた……
「ふぅ」
「疲れたかい、少し休もうか」
「よろしいのですか?」
退席の許しを頂き護衛の3人と会場を出ると、そこにはルミナが待ち構えていた。
「ルミナ・・・」
「久しぶりね、リリアナ。あぁリリアナ様とお呼びしなくてはいけないですわね。」
一歩二歩と近づいてくるルミナに警戒して護衛の2人がルミナが近づくことを制した。
「私はワイズフォルト国王太子の婚約者です。リリアナ様とは学友であり親友です。」
「大丈夫です。」
護衛に少し下がってもらい、ルミナに向き合った
「リリアナ様にお願いがありますの、あなたの妹をどうにかしてくださらない。自分は愛し子だと騒ぎたて、この飢饉も自分を大切に扱わないせいだと言い出し、大臣達も愛し子が争っているから、国が安定しないと……」
「……私に妹はおりません」
「リリアナ!」
ルミナが私にすがり付こうと手を伸ばしたが護衛に腕を捕まれていた。
「悪いが、他国の内情に口出しは出来ないよ、行こうリリアナ」
後ろから来たウェズリ殿下も話が聞こえていたのか、ルミナを一瞥しこの場から離れようとした。
「リリアナ!では、援助を・・・援助をしていただけないかしら、愛し子の私が王妃になったら、精霊の加護があるから国も落ち着くと思うわ、それまでの間でいいの、お願い私たち親友でしょ」
ウェズリ殿下が護衛にルミナを連れて行くように指示をだしている。
「親友?私はあなたと第二王子の婚約発表の場で勝ち誇った顔でリリアナを見るあなたを見ていた。あれが親友にする態度ですか?私はリリアナの友人としてもあなたを認めていない!」
ウェズリ殿下に連れられその場を後にした。
本当に疲れた。
「リリアナ」
支えてくれている腕に力が入り、殿下に抱き寄せられ額にキスされた。
「!!」
驚きのあまりウェズリ殿下を見上げると、甘い顔で見つめ返された。
(こんなところで、何て事を)
辺りを気にして見ると、護衛や侍女が少し横を向いて、見ていませんという態度をしている。見てましたよね、絶対。




