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プロローグ



プロローグ



学校の屋上。肩までのピンクブロンドを一纏めにし、メガネをかけた少女が下を見下ろしている。


視線の先には、見目麗しい数人の男子生徒達が、校舎の側を歩いていた。


忌々しい、嫌悪。

歯をギリっと噛み締め、下に向けた拳を強く握りしめる。


「私は、お前らなんか大嫌いだ。

…絶対に、絶対に、許さない。」


そう呟いて、彼女は踵を返した。





12月初旬。


白木ゆりは、最悪の目覚めを迎えた。


彼女は白木家というちょっとしたお金持ちの家の娘である。


兄であり実際は養子の従兄弟であると2人暮らし。お手伝いさんは数人。


4月から聖櫻学園に入学する予定だった。



【ゆりの回想】

あるところに、変わったご令嬢いた。私より2つ上でお兄様と同い年。とんでもない名家の娘で、とても美人で、きつめの見た目から周囲では恐れられてもいた。


その彼女の名前は御崎すみれ。

成績優秀、品行方正な態度とは裏腹に奇行やおかしな言動を噂されていた。


幼少期には、よく木登りを試み失敗する。


ある時は、よくわからない言葉や単語を話したりもする。

(本人はよく誤魔化していたが)


ある時は、当たり前のようにある魔術や、魔物に大興奮したり。


そして、私が1番辛い時に助けてくれた。

話して行くうちにどんどん仲良くなり、知れば知るほど明るくて、優しくて、強くて。

本当に尊敬していた。


そして、本当のことを話してくれた。


彼女には前世の記憶があって、この世界は漫画で、私は悪役令嬢であること。このままでは自分の運命が怪我、最悪の場合死ぬ事になる。

そして、最期にはこの学園の危機が待ち受けていること。

その運命を変えるため私は行動していると。


前世の時の名前は梓。

私はずっと梓と呼んでいた。


【回想修了】



この世界には魔術が存在する。

文明的には現代に非常に近いが、未だ科学の力の及ばない魔物や悪魔がいる。そして、人間界の他、魔界、天界の3つがそれぞれ影響しあっている。


この世界で魔力を持って生まれる人間はおよそ人口の4分の1。

魔力は遺伝を強く受け、その血統の影響から名家であることが多い。

魔力は大きな力であり、国を挙げて重宝されるからだ。


貴重な魔力持ちの人間のための学校は全国的に少ない。

さらにその中の名家の名家の子供達は、トップである《聖櫻学園》《せいおうがくえん》に入学する。もちろん、学費は目ん玉が飛び出るくらい高い。

魔力持ちの家系にもヒエラルキーがあるのだ。


しかし、稀に名家や血筋に関係なく魔力持ちの場合がある。その場合、奨学生としての特別入学が許可される。


梓のいた前世の漫画の主人公は奨学生として入学するところから始まる…。


もともとその漫画の内容は、

『春夏秋冬の名前の入った攻略対象とのドキドキストーリー、お嬢様、お坊っちゃまの知られざる世界、ヒロインに特別な力が芽生えたり、世界を揺るがす大きな危機からみんなを救ったり』


よくある普通の漫画である。バトル展開があり、シリアスもあり、恋愛要素もある。そこそこ売れてゲームにもなった。


ゲームでは、登場した生徒会メンバーや、クラスメイトなどとの恋愛シュミレーションが

楽しめる。


奨学生の主人公のライバルとして現れるのが御崎すみれ、梓である。


白木ゆりもライバルキャラであり、生徒会の1人である白木春斗の妹(血の繋がりは従兄弟)であった。


ラストでは、学園の秘密を暴き、地下に封印されていた魔物を力を合わせて撃退し学園を救う物語だ。


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