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この世界の国々一覧

 




 大日本帝国

 本来明治維新で近代化するはずだったが、この世界では1689年に一部の幕府内の急進派、またそれに同調した諸藩によって、幕府が倒される「元禄維新」、それにつづく鎖国の解除によって、

200年以上早く近代化がはやくすすんでいる。その結果、陸軍は最新式の機械化部隊を多数配備し、史実のドイツのⅣ号戦車D型に匹敵する九七式中戦車「チハ」を主力に置きアジア最強と言ってもいい。一方、海軍は1922年に行われた「ワシントン海軍軍縮会議」において、すでに建造が完了していた加賀級戦艦、天城級戦艦の破棄を迫られたものの、これをすべて空母に変更することによって、難を逃れた。その結果1939年の時点で世界第2位の強力な海軍戦力を保有している。

国民総生産(GNP)においては、史実の倍以上。海外領土として、満州(表向きは同盟国としての関係)、南洋諸島、フィリピン、沿海州、東シベリア、カムチャツカ半島、またアフリカに日本領チュニジア、西エジプト、北モロッコを所有している。




 ドイツ帝国

 この世界においてドイツ帝国は大英帝国と並ぶ大帝国となっている。

ヴィルヘルム6世(史実のヴィルヘルム2世)の元でさらなる工業化を進め、フランスとの戦争を勝利し

勢力に陰りがさし始めたイギリスと英独同盟を結び、さらに、オーストリア=ハンガリー帝国、

大日本帝国とも墺独同盟、日独同盟を結び、第一次世界大戦を勝利した。

 1939年の時点で、ヨーロッパ随一のGNPを誇り、同時に欧州最大級の陸軍と空軍を持つ。

残念ながら海軍は戦艦ビスマルクを主軸とした、史実をちょっと大きくした程度の規模しかなく、イギリスに依存している。




 大英帝国

 産業革命後に大きく発展したがドイツ帝国の台頭、それによる勢力圏の減少により大きく国力を落とした。しかしそこは腹黒紳士。さっそく独仏戦争後にドイツに接触し、英独同盟を結ぶとフランスを切り、第一次大戦において苦しいながらもなんとか勝利した。陸軍はステン、リー・エンフィールドなどの旧式装備に加え、戦車もマチルダⅠ、バレンタイン歩兵戦車やA13巡航戦車などの残念すぎる機甲戦力しかもっていないが、持ち前(?)の異常に高いプライドと、恐ろしいほどの愛国心でこれをカバーしている。海軍は世界のビッグ7の一員でもある「ネルソン」級戦艦や、世界初の装甲空母の「イラストリアス」型空母などの豊富な海軍戦力を持っている。

航空機は「ホーカー・ハリケーン」や、「スーパーマリン・スピットファイア」などの優秀な戦闘機が史実同様に配備されている。GNPはドイツの八割程度。ちなみに前大戦の戦勝国である日・独・英・墺は国際連盟の常任理事国であるとともに「第二次四国協商」を締結。連合国として再び集結している。




 フランス共和国 

 ナポレオン戦争で敗北して以来、だんだん下り坂になっていっていたフランスをまとめたのがフランス第二帝政皇帝ナポレオン三世であり、彼のおかげで、フランスは少しずつ復活していった。しかし独仏戦争において大敗、さらに第二帝政の崩壊により再び堕ち始めたフランスは最後の手段として、ロシア、アメリカと共謀、1914年にフランスの前弩級戦艦「ブレニュス」が、実際は自沈させたにもかかわらずイギリス海軍に撃沈されたと訴え「ブレニュス」号事件を起こし、第一次大戦を引き起こした。しかし、開戦六か月で本土が陥落、その後も目立った勝利もないまま敗戦を迎え、1920年のヴェルサイユ条約で植民地のほとんどを失い、現在は共和政を名乗っておきながらフランス語で「フランスを復活させる」を意味する「la France est renimée」,通称「フレンチ・ルネサンス党」党首でありフランス共和国総督ピエール・ヴォードの独裁のもとで軍備拡張を続けている。しかしその軍備や制度は未だ旧態依然であり余裕がないため、併合したオランダの植民地である広大な東インドの治安はアメリカ軍に委託し、自らは唯一の直轄植民地である『東洋のジブラルタル』、マダガスカル島に精力を注ぎ来たるべき大戦に向けて着々と準備を重ねている。




 アメリカ合衆国

 言わずと知れた超大国。モンロー教書の早期段階での破棄により積極的な世界政策を行い始め、植民地は敢えてとらず経済的な奴隷とする手法でラテンアメリカ、東アジアに積極的に介入。そして前大戦において欧州における権益の獲得をもくろみ仏露と共に参戦するも、地理的要件やドイツ軍のU ボートによる輸送妨害、上陸地点だったフランス本土の早期陥落などが原因となりそのチートな工業力を発揮できず、あっけなく太平洋、欧州において敗北し、植民地だったフィリピン、キューバ、プエルトリコを失ったうえ、さらに天文学的な賠償金が市場の不安定化を招き長期の大不況となり、史実の2~30年代のドイツのような状態に長らくなっていた。そのため、フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領のもとで現在景気回復と連合国への復讐として戦争を再び引き起こそうと必死に計画を練っている。その一つとして、仏領となった東インドに『治安維持』という名目で米軍を進駐させていたり、『ヴェルサイユ条約に我が国は調印していない、だから従う必要なない』などという無茶苦茶な理論を展開して、(事実として、条約に調印したのはアメリカ軍欧州遠征軍総司令官ジョン・パーシングである。)ヴェルサイユ条約の破棄を訴えている。戦力としては、ソ連に次ぐ2番目の戦力をもっているが、どれも貧弱であり、そんなに強力ではない。しかし五大湖や西海岸には続々と新たな軍事施設が建設されるなど、開戦に向けた動きを活発化させている。




 ソビエト社会主義共和国連邦

史実同様に第一次大戦中のロシア革命によって生まれた国家。しかしその後の内戦時にレーニンが暗殺され、さらにトロツキーが戦死したため史実よりもはやく人類最凶の悪m...ゴホゴホッ!!、失礼。スターリンが指導者に就いている。そのため早期の大粛清によって史実よりもさらにひどい経済の状態だが、そのかわり史実にはない第三次五か年計画を成功させており、史実より幾分かは工業力はついている。「人民解放」のための赤軍を近年急激に増強させており、戦車にいたっては、T-26やKV-1などの重戦車も広範囲にわたって配備されている。(この戦車群も開戦初頭にドイツ軍の戦車にボロ負けしたのは言うまでもない。)

海軍は.......なかったことにしたほうがいい。




イタリア王国

ヘタリア....じゃなかった、イタリアは史実とは全く違う国家となっている。ベニート・ムッソリーニ統領のもとで第一次大戦に参戦しなかったおかげでフランスの植民地のお零れをもらい、さらに30年近く苦労して作り上げた「イタリア・地中海工業地帯」を保有している。その結果、陸軍も75ミリ短砲身戦車砲を装備した、「カルロM11/38」中戦車や、「セモヴェンテM11/90」対戦車

自走砲などの大量生産が可能になった。(※女好きは相変わらず.....)GNPも史実のなんと3倍!!海軍もヴィットリオ・ヴェネト級戦艦「ヴィットリオ・ヴェネト」、「ローマ」、「リットリオ」、「ヴェネツィア」に加え、空母「トレント」、「アキラ」、「トール」、「メデューサ」、「ヴェスピオ」の5隻を保有している。地中海の権益の全面確保、そして「未回収のイタリア」問題解決のため同盟国入りを決意。なので他の三国と違い極めて開戦の目的が明確かつ単純なことから戦争途中での離脱が心配されている。




 オーストリア=ハンガリー帝国

 史実では1918年に崩壊しているが、この世界では列強七か国のうちの一国として、広大な国土と強大な軍事力を持っている。しかし民族自決の歴史の流れには逆らえず1843年に有力構成国であるハンガリーとアウスグライヒ(妥協)を行い二重権力体制に移行した。急速な地方分権が進む中軍備の自主開発は停滞、よってほとんどをドイツ軍の最新兵器に更新し、ドイツに激しく依存している。しかし一部では国産戦車である『aht-98 フランツ・フェルディナンド』、海軍では41センチ砲搭載のウィーン級戦艦や48基搭載のサラエボ型空母など自主開発も行っている。また帝国領の自立化の進行により1922年に国民投票が予定され過半数が賛成した場合帝国は緩やかな連合王国に移行することが決定するため国内では賛成、反対両派による激しい議論が続いている。隣国で起こった共産主義革命を恐れており、よって仮想敵国をソ連に据えて皇帝フランツ・ヨーゼフ3世のもとで軍備拡張をつづけている。




中華民国

史実とは違い1897年に孫文の指導のもと近代中国初の無血革命、『丁酉革命』を成立させ清を滅ぼし共和制国家へと生まれ変わり、その過程で民族自決の世界の流れに巻き込まれチベット、ウイグル、内モンゴル、満州(後に日本の植民地化)が独立、漢民族の単一国家となった。現在は蒋介石総統のもと工業化を急速に進め東洋の大国として再興を遂げようとしている。




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