表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/111

怖い

 にんげんは不思議でした。

お母さんの大きなおっぱいからは乳が出ます。

でも同じように、とは行きませんが確かに膨らんでいる自分の胸からは何も出ません。

揉んでもひねっても引っ張ってもなにもでません。

 なのでお母さんに聞いてみました。「なぜ自分は乳がでないの。」と。

するとお母さんはいいました、「人間は子を産まなければ乳は出るようにならないのです。」と。

 にんげんは好奇心に任せて「子を産むってどういうこと?」と聞きました。

ソレに対してお母さんは、「とても痛くてとても幸せな事です。」と答えました。

にんげんは「痛いのに幸せなの?」と聞きました。

お母さんは「そうよ。」と答えて微笑みました。

にんげんが見上げる見える範囲はお母さんの笑顔で一杯。

 にんげんはどうしたら子を産めるの?と聞こうかと思いました、でも…とても痛いというのを思い出して思いとどまりました。

今よりもっと小さい頃は犬の背中にのぼろうとして落ちて痛い思いをしたりもしました。

それよりずっと痛かったら、と思うと子を産む方法を聞く気になれません。

 こうして元気だけど、ちょっぴり臆病なにんげんの心の中には聞けない質問が一つできたのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ