008 魔王妃の気まぐれな日常
最強の魔王妃と言われるのは、ちょっと面倒だなと思うこともあるけれど、最近はそれも悪くないと思うようになった。だって、戦争とか大した興味ないし、魔王妃としての威厳を気にするよりも、自分の好きなように過ごしたいだけだし。
でも、魔王城で過ごすうちに、周りの目が気になるようになった。最初は「自分のやりたいようにやる!」って思っていたけれど、少しずつ考えが変わってきた。周りの期待とか立場を上手く利用して、もっと面白いことをしてやろうって。
「他の人がどう思おうと、結局自分がどう振る舞うかが大事だよね。」
貴族たちは私が魔王妃らしく振る舞うべきだって言うけど、そんなの無視だよ。堅苦しいことなんてしたくないし、たまにはリラックスして、気軽に笑ったりしてもいいんじゃない?
たとえば、今も貴族たちと一緒に豪華な宴に出席しているけれど、みんな堅くて、場の空気が張り詰めている。でも私は気にせず、肩をすくめて一言。
「これじゃ楽しくないんじゃない?」
その言葉を口にした時、みんな少し驚くけど、すぐに表情がほぐれていく。こういう瞬間って、実は結構好きなんだよね。魔王妃として威厳を持つなんて言われても、私は気にしない。周りの人たちが楽しんでいるのを見ると、私も楽しくなるし、それが一番だと思う。
「魔王妃だって言われても、結局私はただの茶目っ気たっぷりな女の子。」
みんながびっくりするけれど、その後すぐに和やかな雰囲気が広がる。私はこういう風に、無邪気で力強い面を持っているんだと思う。周囲が「魔王妃らしくしろ」とか「威厳を持て」って言っても、私は自分らしく過ごすだけだ。
周りの期待に応えようとするんじゃなくて、ただ自分が楽しむことを大切にしている。だから私がリラックスしていると、周りも自然に和んでいく。
もちろん、魔王妃としての力を使うのも面白いと思う。だって、誰だって期待される役割をうまく使いこなすのって意外と楽しいじゃない? だから、これからも自分のペースで過ごしていこうと思ってる。
「結局、物事は自分次第でどうにでもなるんだよね。」
魔王妃という立場で面倒に思うこともあるけれど、結局は私がどれだけ楽しめるかが大事だって気づいた。威厳を保つことも、最終的には自分のペースでやればいいんだよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。