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裏切りも戦いも、もう過去のこと。魔王妃の私には、平和をちょうだい
王宮の間を後にして、セリアはカイゼルと並んで歩いた。
ふとこれまでのことを振り返る。
魔王の妃として、戦った日々。
すべて乗り越えて、やっと落ち着いた。
「ふぅ……終わった」
「一気に片付けるなんて……驚いてるよ」
カイゼルは軽く笑う。
「あの三人、意外とアッサリ倒れたし」
「少しは手ごたえがあったんじゃないか?」
セリアは肩をすくめた。
「どうかしら。ただ、これで平和が訪れたわけじゃないよね」
「まぁな、どうにかなるさ」
カイゼルが眉を寄せた。
セリアはふと思い出した。
「そういえば、アレスはどうするの?」
「元魔王としての重荷を背負い続ける必要はない」
「もう自由にしてあげたら?」
数日後、アレスはすべてを放棄し、新たな生活を求めて王宮を去った。
「……いいわね、アレスの幸せを祈るわ」
セリアとカイゼルの王宮での生活は続く。
穏やかな日々を過ごし、新たな冒険が待っている予感を感じながら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




