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愛しすぎたバイク乗り(今ではトライする人も居ない運転免許の取得方法)  作者: 夢未太士
第2章 北海道ツーリングその1
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アスパム

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5日目俺たちは帰りの道を急ぐ、札幌を朝8時に出るとそのまま230号線を定山渓を抜けて羊蹄山を横目に洞爺湖方面へ。

この日は晴れていたので羊蹄山も洞爺湖もきれいに見ることができた。

途中で写真を撮るために休みを入れる、230号線から次は37号線へと抜けると後は一直線に南下する、海は左手に広がり道路はやや込み始めるが、それでもスピードは結構出ていた。

ちなみに昔はさほどスピード違反の取り締まりは無かったと記憶している。

白バイも札幌の市内以外で見たのは足寄で1台見たっきり、他の地区ではほとんどパトカーのみだが、それも道路わきに止まって追い越し禁止の取り締まりが多かった。

今ではそれもスピード違反の取り締まりが主流になり、知っている人なら分かると思うが、東北以北のパトカーの回転灯の中央にレーダー探知機が設置してあるのはご存じだろうか?昔は北海道でも座って機材を設置してやっていた取り締まりだが。

今は車に乗ったまま、路側帯に駐車したままで取り締まりが行える。

なので遠くにパトカーが駐車していたらそれは十中八九スピード違反の取り締まりとみてよい。

通常北海道の道路は50kが最高スピードだ、これは本州と変わらない。

だが道産子達は80k近いスピードで走っているので、俺達もついついスピードを出してしまう。

そして慣れてくると道産子が駆る車の前へと追い越し出てしまうのだ、その時のスピードは80を優に超えてしまうのは当たり前。

そしてそこにパトカーが見えた時、ブレーキを掛けられるか否かが運命を分ける。

そういう俺も一度つかまった、つかまったからこそ言わせてもらう、80k以上下手すると100k近くのスピードを出して走っていると。

北海道では制限速度が50kだと言う事を忘れてしまう、まるで高速道路を走っているかのように錯覚するのだ。

ちなみにその時俺は27kオーバーで捕まった、もし逃げたとしたらどうなるか?聞いた話だとヘリまで動員して取り締まるそうだ。

ヘリコプター、アメリカの追跡シーンではよく見るヘリコプター、あれで追われると逃げ場は無いと言っておく。

速度超過は27kオーバー1万8千円だったと記憶している、ちなみにこの時は前歴もなく免停にはならなかったが現在は30kオーバーで免停になるのでパトカーを見たら即ブレーキをかけスピードを落とそう。


朝8時に札幌を出ると函館には4時間後に着く、かなり早いと思うが北海道ならではの時間割り。

札幌から函館までは約350k時速50k換算だと7時間もかかるが、道産子ドライバーのおかげで4時間と少しで目的地まで到達する、もちろん高速道を利用すればさらに早く着く。

昔は札幌から函館間は高速道路が開通しておらず全て下の道を利用していた。

現在の道路地図を見てみると大沼国定公園まで高速道路はできており、次にこの地を訪れるならやはり高速道路を利用するのが一番安全だろう。

帰りは又函館の朝市に立ち寄りジャンボラーメンを食べると向かいの朝市でカニを物色する。

メロンはここでも買えるが朝市で買うのは観光客がほとんど、ライダーには似合わないしここはそれほど安くない。

試食で回るなら結構おいしいとだけ言っておこう。

その後函館駅の朝市からフェリーターミナルへと移動する、午後2時の便に乗ることができた。

帰りの便は青森のフェリーふ頭への便だ、行は大間だったが帰りは青森、その差は2時間で料金はプラス千円前後になり帰りの運賃は3400円前後。

午後6時過ぎには青森に到着し7時には宿に着く、帰りの便は2等客室いわゆる雑魚寝の空間。

俺たちは船に乗ると即ビールを購入、4時間あればひと眠りできるのでアルコールはほぼ残らない。

それにこの日は青森のビジネスホテルに宿泊する予定なので青森に到着すればすぐホテルへと直行。

夜は又棚川のリクエストで寿司屋へと繰り出した、だがその前によるところがある。

青森に行ったことがある人なら一度は訪れたことが有るかもしれない、青森県観光物産館アスパム、そうあの三角形の建物、そこに行けば各種のお土産を見ることができる、もちろんここでも買い物をする。


「なに買うんだ?」

「もうメロンは買ったしな」


青森の土産はやはりねぶた漬けだろう、これ北海道なら松前漬けになる、内容はほぼ同じなのに青森だとねぶた漬けと言う。

数の子と昆布そしてニシンの漬物、数の子の量が少ないと違う名前の漬物になったりする。

今のお土産は全く違うものが流行っているらしいが、昔は青森の土産と言えばねぶた付けとリンゴジュースが定番だった。

ちなみにニンニクも青森県産が良いと言う話だ、もちろんマグロもホタテの貝柱も青森産がおすすめ。


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