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愛しすぎたバイク乗り(今ではトライする人も居ない運転免許の取得方法)  作者: 夢未太士
第2章 北海道ツーリングその1
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富良野

富良野


この日の昼飯は富良野と決めていた、だが時間は結構ギリギリで、もしかしたら富良野に着くのは午後1時前後と言う所。

勿論その店には予約を入れていない、やっているかすらわからないのだから。

だから富良野についた時点で電話を掛けてみることにした、それまではひたすら走るしかないのだが…

結果から言うと間に合った、この日の昼食は寿司 富良野で寿司ここではワイン寿司という酢の代わりにワインビネガーを使用した寿司が有ると聞いた棚川は、このすし屋によると決めていた。

電話を掛けると本日の来店はOKと言う事で、地図を頼りに店へと行く事にした、JR富良野駅から歩いて7分。

今ではその味も覚えていないがほんのりワインいやブドウの香りがした寿司だった、しかもそこのすしは大きい。

ジャンボ寿司と名前がついているらしい、ちなみに富良野はワインの産地でもある、ラベンダーで有名だがワインも捨てがたい。

バイクでの旅だとワインの試飲はできないが、できれば富良野を散策するのもいいかもしれない。


「うまかった~」

「ああ、もしかしてワイン飲みたくなったんじゃねーの?」

「ああばれた?」

「昼間っからはあれだけど、富良野で泊る事にすればよかったかもな」

「今度来た時はそうしようぜ」


富良野ではワイン寿司を食べた後ラベンダー牧場へ行きお土産を購入、さらに国道沿いの農家でメロンの試食と言う富良野食道楽と言う今回の旅でメインとなる食の醍醐味を味わった。

ちなみに富良野で獲れるメロンの品種は夕張とほぼ同じだが、俺は富良野のメロンの方が上だと思っている。

富良野のメロンの方が少し安いことも、この場所でメロンを買う気を起こさせる一つの要因でもある。

北海道はどの地区に行っても美味しいメロンに出会える唯一の場所ではと俺は思う。

ルビーエイト、ルビークイン、キングルビー、タガミなど種類も豊富だデンスケスイカ(黒いスイカ)も有名。

そしてこの地区にはもう一つ有名な場所が有る、北の国からという映画は知っているだろう。

俺も10数回の北海道旅行で富良野に立ち寄った時撮影現場には行ってみたことが有る。

建物や庭など映画のシーンを思い出して富良野を堪能するのも、その場所へ行ってみる理由の一つになるのではと思う。

この日俺たちは又札幌で宿泊することにしていた、行きはじいちゃんの家に泊ったがまさか帰りもお邪魔するわけには行かないし、それに帰りは札幌のビール園へ行く予定だからだ。


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