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愛しすぎたバイク乗り(今ではトライする人も居ない運転免許の取得方法)  作者: 夢未太士
第2章 北海道ツーリングその1
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羅臼

羅臼


カムイワッカからバイクでこの日泊る宿へとやって来る、ホテルには前日電話で予約を入れておいた。

今回は夕食無しで予約した、それは近くの焼肉店で鯔肉とどにくを堪能する為、だがそこのお店も数年前に閉店している。

その店も以前TVに出たことがあった、そこのおじさんは観光客が食べに来ると必ずその時のVTRを流してくれるなかなか面白い人だった。

今思うと過去に北海道で知り合った人達は会えなくなってしまった人が多いなと感じる。

鯔の焼肉そして熊の焼肉をその店で食べ、VTRをしっかり脳裏に焼き付けた後、店主の親父さんと別れることにした。

この店にはこの後2回訪れたが3度目はすでに小父さんは亡くなっていると知らされた、そして4度目にはお店も無くなり場所を移転したと聞いたのだが、その時は場所が分からず違う店へ食べに行ったと記憶している。

羅臼ではよくライダースハウスも利用していた、この時期は北海道各所にライダースハウスが点在し。

キャンプ場でテントを張るよりライダースハウスを利用した方が手間も省けて楽だった、特にお金がないライダーはそこかしこにあるライダースハウスを梯子して回った経験のある人も多かったのではないだろうか。

特によく使った羅臼のライダースハウスでは500円で泊まれるだけでなくシャワーも貸してくれたので重宝したことを覚えている。

だがそこも10年後に行ってみると小屋が竜巻で倒壊したと言う話で、もうやっていないと聞かされた。(番屋くなしり)

そこから先の道を行くと、ラーメン屋が有ったが今はその所在も分からない、だが最近になってこの地区にライダースハウスが復活の兆しを見せている。

羅臼には天然露天風呂も数か所あるので時間が有れば入ってみるのも良いだろう、ちなみに俺も相泊温泉までは行ったことが有る、この温泉は海岸線にあり入るなら水着はもちろんだが、寒いので風邪を引かないように注意した方が良いだろう。

海からの風は冷たく、海岸は石だらけ そうこの海岸は砂浜ではない石浜だ、温泉も自分で石をどけないとは入れなかったりする。

石浜の下から温泉が湧き出ている為少し整備すれば何とかは入れるだろう、もちろん雨の日は温泉とは言えないので辞めておいた方が良い。

現在はこの場所も世界遺産になっているので入れるかどうかは分からない。



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