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愛しすぎたバイク乗り(今ではトライする人も居ない運転免許の取得方法)  作者: 夢未太士
第2章 北海道ツーリングその1
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函館の街

函館の街


函館に着くと初めに俺たちは観光ガイドに載っていた店へと向かった、ちょうど昼時と言う事もあり昼食を摂るためだ。

一時期TVにも出ていたが(じゅじゅ竹内)という函館の朝市の真ん前にあるレストランが目的地、このお店は数年前(2018年)に閉店している。

店は函館駅近くの朝市の真向かいにある、この店の名物はジャンボラーメンという、すり鉢で出されるラーメンは圧巻だった。

今は大食いのラーメンを出す店もあるのであまり驚きはしないが、当時はこのすり鉢ラーメンでもインスタ映えしたはずだ、すでにお店はないのだが今でも思い出す。

麺の上にはホタテやイカが丸ごと入っておりそこにタラバガニの足が1本とトウモロコシの半分がドカンと入れられていた、北の幸がドカッと載せられておりその姿は今でも思い出す。

最初このラーメンは800円だったと記憶しているが10年後に再び食べた時は1000円になり分量も減っていた記憶がある。

人気になり女性客が増えたのは良いが、かなり食べ残しが出たためなのではと推測した。

俺と棚川は北海道に来た際は必ずこの店に寄っていた、懐かしい思い出だ。

この日の宿泊はさほど遠くない江差に泊ることになっていた、友人の勧めでなんでもイカ刺がうまいと言う事だった。

俺は残念ながら食道楽では無い為、刺身についての記憶がもう抜けてしまったようなので詳しくは書けないが、この時期は何処で食べてもイカ刺しは美味しいと言っておこう。

覚えているのは少しのアクシデントと、翌日の道路のことぐらい。

この日は早めに宿へ入った、その旅館は温泉旅館であり江差では温泉旅館はそこだけだったと記憶している。

その数年後奥尻島沖地震が起きたため町の様子は変わって、当時宿泊した旅館はすでに無くなってしまったようだ、露店風呂もある江差国際観光ホテルは残念ながら現在地図にもなくなっている。

その年の夏はとても暑く、当時泊まったホテルにはクーラーが設置されておらず。

暑がりの棚川は窓を開け放ち掛け布団をせずにそのまま寝てしまった、翌朝彼は自分の体を掻きむしり続けていたのを覚えている。


「かい~~」

「どうした?」

「なんか虫に刺されたっぽい」

「かけ布団しないからだよ」


俺はそれほど暑さを感じず、ちゃんと掛け布団をかぶって寝ていた為被害には合わなかった。

その年の夏、北海道は何処に移動しても暑くそしてほぼ晴れていた、気温は連日30度を超える日が多かったのを覚えている。


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