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中型免許

中型免許


こんな日々が続き卒業まで約半年になる頃、彼女と遊びはしてもバイト料は着々と貯まり。

夏冬そして又夏が来て、この頃にはすでに40万近くまで貯金されていた。

但しこの頃から家に2割の入金を強制される事になる、まあ家に家賃まで入れろといわれればかなりの抵抗をしただろうけど、ご飯も着るものも殆ど親から買って貰っていたのだ、もうすぐ卒業し専門学校へ行くお金もすべて出してくれるというのなら、バイト料の2割を家に入れるくらいは致し方ない。

それでもすでに中型バイクを買えるお金ぐらいは溜まっているのだ。


この頃には高志がすでにバイクを手に入れていたため、俺はちょくちょく彼にバイクを貸してもらい練習をさせてもらっていた。

その当時バイクが手に入れば学校にはバイク持ち同士の不良な交流も出来あがっており。

高志がそんな集会に行くと聞いておれも参加してみた。

いわゆる暴走族だ、だが当時は原付きバイクなどで行ってもほぼビギナーな2名は、その行為を沿道で見ているぐらい。

大型のバイクが爆音を鳴らし行き過ぎるのを目で追い憧れるただそれだけ。

そんな日々にとうとう終わりを告げる時がきた、と言っても結構時間はかかったが。


俺達は高校卒業する少し前、ついに中型免許を取得すべく運転免許試験場へと足を運んだ。

何度かそこへは行ったことがあるため、今度の挑戦も何をすべきかわかっている。

まずは原付きとの相違点、それは筆記試験の問題数、50問の出題数は100問に増えさらに複雑な道路標識の問題まで出題される。

これは普通自動車の筆記問題数と同じ、要するにここからがほぼ俺たちがライダーとして道路に出るための高い壁への挑戦の始まりだった。

当然今回も本屋にて中型免許必勝合格とやらの表紙を見て書籍を購入、猛勉強し筆記問題に挑戦したが。

案の定1回目は2名共に不合格。

一週間後に2回目の予約をし、さらに本来の学校受験ではなく運転免許の勉強は加速して行く。

周りは大学への受験勉強だというのに、なんともいえない雰囲気が教室内にも漂っている。

但し、中型免許へのステップアップは、俺たち二人だけではなかった。

中にはすでに教習所にて中型免許を取得しているものまで出始め、そいつらの誇らしげな顔を横目で見ながらも俺達はリベンジに燃えていた。


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