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第17話[暗い食卓]

セツコの馬鹿がスライムに負けた事を母さんにチクりやがった。

そのせいか、今晩の食卓が非常に暗い。

誰も何も喋らずただご飯を食べている。


「まあ、あれだ」

「タッティーナ、気に病む事はないさ」

「誰にも得意不得意はあるもんさ」


父さんがこの空気に耐えきれずフォローを入れてくれる。


「そ……、そうよ、スライムが倒せなくてもタッティーナは私達の大切な息子だわ」


母さん、動揺しているね?


「そうだよ」

「スライム何て倒せなくてもタッティーナはタッティーナだよ」

「それに魔王も寿命でいつか死ぬよ」


姉上殿、その前に世界が支配されてしまえば寿命も糞も関係無いでござるよ。


「あはは、皆んなありがとう」

「ちなみに何だけど、スライム倒せない子供っておりゅ?」


俺の問いに誰も答えてくれない。


「ご馳走様、母さん洗い物は俺がするよ」


「そんな大丈夫よ」

「お父さんは仕事で疲れているでしょ」


「お父さん、お母さん」

「今日は私が洗い物するから二人は座ってて」


うわーい。

家族全員で洗い物し始めた。

そんなにこの場に居るのが辛いのかな?

あれ、何だか涙が出てきた……。


第17話 完

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― 新着の感想 ―
[一言] このまま強くなれないと、セッちゃんルート(ヤンデレストーカー幼馴染のヒモルート)に入りそう…
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