第100話[100話記念魔法少女プリッとラブ、リメイクAパート]
私の名前は青山赤奈、恋に部活に勉強に運動にラジオ体操に食事にと、やる事が多い中学二年生。
今日もまた気持ちのいい朝を迎え、私は学校へと通う。
そして一限目、私はお腹が空いたのでお弁当を食べる事に。
黒板をノートに写しながらお弁当を食べるのは中々大変。
それでも私は頑張るよ。
だって勉強と食事、両方とも大事なんだもん。
授業が終わり休み時間、クラスの子達がそれぞれ遊び相手の募集をかけていた。
「誰か、サッカーやる人いる?」
「はいはーい、私サッカーやりたい」
「赤奈はいいよ、誰もシュート止められないし、キーパーやらせたら鉄壁だもん」
断られちゃった。
「誰か野球やりたい人いる?」
「はいはーい、私野球やりたい」
「いや赤奈はちょっと、皆んな百六十キロのカーブ何て打てないし」
また断られちゃった。
「誰かバスケやる人いない?」
「はいはーい、バスケやりたいです」
「赤奈はちょっと無理かな、だって自分のゴール下から三Pシュート決めるから、誰も相手にならないもん」
またもや断られてしまった。
他に誘ってくれる子いないかな?
そう思っていると、将棋相手を探している子がいた。
よし、将棋をしよう。
そう思って声をかけてみたが……。
「赤奈氏はちょっと、十九枚落ちでも赤奈氏には勝てないですし」
ううぅ、またまた断られちゃったよ。
誰とも遊べなくて落ち込んでいる私に、青菜ちゃんが声をかけてくれた。
「一緒に折り紙でもしよ」
「青菜ちゃん……、うん、私青菜ちゃんの事大好き」
「私も赤奈ちゃんが大好きよ」
「よーし、折り紙でマチュピチュ作るぞ」
「すごいわ赤奈ちゃん、折り紙で世界遺産を折ろうとする何て……、尊敬しちゃう」
「あっ、そうだ」
「私、赤奈ちゃんの為にお弁当を作ってきたの、良かったら食べて」
えへへ、青菜ちゃんがお弁当作ってきてくれた。
嬉しいな。
三限目に食べちゃおうかな。
そんな事を考えていたら皆んなが次々と倒れていく。
あれっ、貧血かな?
そう思っていると私の耳に「助けて」とハッキリと聞こえてきた。
どうやら遂に私まで可笑しくなってしまった様だ。
私、貧血じゃないのに。
ここでCMに入り、達也がボソリと呟いた。
「赤奈ちゃん、まじ可愛い」
第100話 完




