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略して底辺スミソニアン ~頂き物FA置き場~  作者: 株式会社カバタ製作所
4/8

4.神無月凩様の場合

「第一回チキチキ 略して『底辺スミソニアン』 エントリーナンバー4はこいつだ!」


「あっ、これは皆様お馴染みの『オマケコーナー』ですよー。今回は長くなりそうなので冒頭コントはカットでお送りしております」


「出てこいや!」


挿絵(By みてみん)


「おっー、パンチですねー。思いっ切り空手してますねー」


「今回FAを頂きましたのは神無月凩様です。この度はありがとうございました」


「アザッース!」


「神無月凩様の代表作は、

 ・悪役令嬢は脱走し、脱臭する(https://ncode.syosetu.com/n2963fy/)

 ・もし〇〇が仲間になったら(〇〇式異世界英才教育〜憎まれっ子よ、世に憚れ〜)(https://ncode.syosetu.com/n5591du/)

 ・それは怪鳥か、神鳥か【アキヤラボパ伝承録 第N章】(https://ncode.syosetu.com/n2369gb/)

 となっております。お時間がありましたら是非にお立ち寄りください」


「今回は変化球のFAですねー。発想の勝利じゃないですか? 作中パンチで決めているシーンは数える程しかない筈なのに妙にしっくりきますね」


「そうなんだよな。そこが凄い」


「面白い点としては、このFAを描いてくださった神無月凩様がボクシング漫画の『はじ〇の一歩』を参考にしたという事でしょうね」


「きちんと読んだ訳ではないので何とも言えないが、作中で空手の練習を取り入れているんだろうな」


「順当に考えればそうなりますね」


「個人的にはボクシングのパンチと伝統空手の突きは出し方が違うから、混同させないようにして欲しいが、普通に考えて違いがあるように思わないからな」


「ですねー」


「伝統空手の突きの出し方は引き手の反作用を使うからな。極端な言い方をすると、右で突こうと思ったら、始動は左手になる。逆に左で突こうと思うと右が始動になる。その上、連動させる下半身は右の場合は右脚、左の場合はその反対になる」


「慣れないと頭がこんがらがりますね」


「恥ずかしい話、実は咄嗟にできない。出るのは慣れているというのもあるが、ボクシングのパンチになる」


「こっちは右を出すなら右側で統一されていますからね」


「だからコンボの場合は、大体がボクシングになるというオチ。左→左→右とかを空手でやれと言われたら、左順突き→左逆突き→右逆突きになるんじゃないだろうか? 距離を詰めながらしないといけないなら」


「途中でスイッチ入ってますねー」


「文字で書けば簡単だが、実際には超難しい。下半身との連動はしっかりできないと威力が乗らないからな。同じ理由で二刀流も超難しい」


「『慣れれば簡単』とか平気で言う人いますが、局面に合わせて左右の踏み込みを変えて、攻撃を選択する事がどれだけ大変か。スイッチはボクシングでは高等テクニックですからね」


「今、伝統空手は試合という点ではその辺が形骸化して『当てればOK』になっているからな。重い一撃を出すというのは重視されていない。その辺の齟齬だろうな」


「当てるだけじゃ駄目、当ててしっかりとダメージを入れるという根本が忘れ去られているような気がしますからねー」


「ああっー、気が付くと随分と脱線してしまったな。とにかく、空手とボクシングでは突きの出し方が違うという話だな」


「そういう意味ではメインとなる拳の握りも違いますねー」


「そうだな。俺もそうだが、ボクシングだと拳は目標に当たる迄は完全に握り込まないが、空手では握り込んで突きを出す場合が多いな」


「慣れればどうって事ないんでしょうけど、握り込むと肩に力が入り易くなりますからね。肩に力が入ると可動域が狭くなったり威力を伝え難くなるから悪い事だらけなんですよね」


「そういうのはパッと見では分からないからな。難しいと思うぞ。ああ、そうそう。握り込んでの突きは縦拳する時に便利かな」


「そうですねー。縦拳で綺麗に当てる事自体が難しいですからね。角度を少し間違えると威力が乗らないという悲しい現実」


「日本拳法は縦拳をよく使うとは聞いているけど、多分当て方にコツがあるんだろうな。マッハパンチとか出せるようになりたい」


「間違っているかもしれませんが、南米のボクサーもジャブに縦拳を使うと聞いた事がありますよ」


「まあ、底辺の作中でも使用しているが、縦拳はよく走るから……こういう言い方じゃ分からないか、スピードが乗るというか落ちないというべきか、見かけ上速くなる」


「捻るとブレーキングが掛かりますからね。結果的に遅くなるで良いんじゃないですか?」


「というか、今回恐ろしい勢いでマニアックな内容になっていないか? 誰も付いて来れないだろう。この会話」


「良いんじゃないですか? 誰も読まないですし。お寿司。無理に笑いを入れる必要も無いですしね」


「言った傍から入れてくるなあ。まあ良いか。それはそうと、空手の突きはボクシングと比べて攻撃範囲が狭いので扱い辛いような気もするが利点もあるぞ」


「へぇ、どんなのですか? 因みにボクシングは肩を前に入れてパンチを出すので射程が増えますが、空手の正拳突きは肩をいれてはいけないので、射程が短いです」


「端的に言えば貫通力の高さだな。ボクシングはパンチが基本打ち下ろしになるので、標的に当てた際に力が幾分か逃げるが、正拳突きは真っ直ぐ突き出すだけなので、綺麗に当てると力が逃げない」


「あの実験の話ですね」


「昔に作者が知り合いの空手有段者と新聞紙を打ち抜く実験をした話だな。新聞紙の両端を持つなら、何て事ないのだが、片側だけしか持たない場合は、ボクシングのパンチでは穴を開けられなかったアレだな」


「空手の有段者の人はしっかりと穴を開けてましたからねー」


「あの時は綺麗に新聞紙の面に当てていたよな。その点、作者の方は斜めに入っているから、新聞紙が当たった瞬間に曲がる、と。剣や槍を使った突きもそうだけど、作者のように当て方が下手だと大したダメージにならないという話だな」


「あの貫通力は絶対に痛いですよね」


「その後、真剣に正拳突きの練習をしようとしたけど、染み付いているのが取れそうになかったので諦めたんだよな。懐かしい」


「相変わらずくだらない遊びをしてますね。この作者は」


「言ってやるな。幸か不幸か作者の知人には、空手、日本拳法、ボクシング、剣道と揃っているからな。こういうのが集まるとすぐに馬鹿な事ばかり始めるのはお約束だな」


「そうですねー。何が楽しいか分かりませんよね」


「まあそれでも今小説を書いている上でそれなりに役に立っているんだから、意味はあったんじゃないのか」


「そういう事にしておきましょうか……と凄い。今回、本気でグタグダしていただけでこの文字数になった」


「ちょっとやり過ぎたかもしれないな」


「きっと今回限りでしょう。次回はもう少し軽い話にしましょう。それじゃあ、最後のいきますよ」


「デリック」


「おぼろの」


『オマケコーナー』


「また次回お会いしましょう。次は六枚絵となりまーす」

少し時間かあったので何となく書いていたら、どうしようもない内容になってしまいました。

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