おもいつきエッセイ_シリアスと鬱の違い
●誰が得するんだというシリアス、内容的に大体鬱寄りが多い。
大体アニメの批評がネットで流れる時にシリアスに突入すると批判されるケースがある。元々最終回が近いためその時だけ真面目に脚本を展開しようとした結果、人によってはこれは違う!という印象を抱いてしまうからだろう。
本当なら止めて置くほうがいいのかもしれないが、時々本気で誰得?となるような内容があった場合はそれはむしろ鬱寄りの話であってシリアスとは言えない事がある。
逆にシリアスにやっているにも関わらず笑われる事もあるが、ようは真面目に見過ぎていることで起きた失笑症みたいなものなので気にしなくていいだろう。
もっとも、俺妹みたな内容になるとシリアスなのか鬱なのかギャグなのか全く分からない状態になる事もあり、実際の所シリアスはかなり難しい。
●最近増えたのは内容が軽い物。つまりあまりシリアスにならない傾向に。
殆どネットフリックスやラノベを見た事の感想だが、アニメの方はむしろ内容的には軽い物が増えたのは事実だ。
これはむしろ否定的にはとる必要はなく、むしろシリアスというより鬱アニメという評価ばかりだった時の方がある意味では異常だといえる。
ロボットアニメは特にこの傾向が顕著で、真面目にやっていないのにも関わらず内容が酷い的な事が多かった。理屈としてはかなりおかしい事をしているのだが、それをあまり気にしていない様子で普通にストーリーが完結したが、自分が前に見たアニメの殆どは視聴後も鬱以外感じないのだった。
ある意味では魔法少女も一緒で、なろう系が流行る前は鬱系の方がかなり多い印象だったように感じる。というよりは、キャラクターの意味不明な行動や理屈のせいで鬱展開になるような話は止めた方がいいだろう。
もっとも、ストーリー編集が上手い人でも展開を間違えて鬱方面、あるいは意味不明、空気読めない的な内容を書いてしまう事があるのでシリアス作品はかなり注意しないと批判されやすいかもしれない。
●シリアスと鬱の違い
で、ここで問題になってくるのがそもそもシリアスな作品と鬱っぽい作品の違いが曖昧なところだ。
大体シリアスな作品と鬱な作品思われるものでの出来事を分けると
「シリアスな作品」
・戦争を行っている。あるいは戦闘描写がある。
・ある程度ギャグに走らない。但し例外的にフルメタルパニックみたいな作品もあるので注意。
・基本的には男性主人公。
・ある程度描写が暗い。電気を何故か付けていないシーンも多い。
・血の描写。但し量は関係ない。
「鬱な作品」
・女性主人公で仲間が酷い目に遭う。
・基本的に助言が役に立たない、そして言動もおかしい。
・キャラクターの行動が意味不明かつ理不尽。
・突然キャラクターが他のキャラクターに対し視聴者を怒らせるレベルの暴言を言い放つ。
・実際の所ギャグの方が痛々しい事がある。
・低モラル、倫理的におかしい事をする。
自己流だが、大体こんな感じにしてシリアスと鬱に分別してみると大体分かりやすい。
ある意味、シリアスな作品には倫理的におかしい人間が居ることも要因としては大切なのだが、そこにリアリティを要求するとあまり好ましくない結果になることもある。
更に主人公もかなりあんまりな行動もした場合は悲惨だが、ある意味こういった作品は乱発しないほうがいいのかもしれない。
というよりは、ロボットアニメに限ってやたら鬱鬱しい記憶にあったが。ある意味あれで最後にしておいたほうがいいんだろうか。