第89話 エメリさんの相談
真神です。
今日の前書きを読み返したらなんか恥かしいことが書いてあったので
修正しました。後で読み返すと恥かしい、何でこんな事書いたんだおれ。
っていうのは結構あります・・・
すみません(´Д`;)ヾ
それでは今日もよろしくお願いします。
昨日の大会の決勝戦の熱気が冷めやらぬまま、わしはネル族の村を出た。
今日はヌル族のゲタンの所にいくのじゃ。
まだまだ話し合いが多いのじゃ。
村の移転場所も決まっていなかったしな。
村に着くと何かネル族の村にいるような感覚が・・・・・
あれ、ネル族の村を出たのにネル族の村に着いたのか?というぐらいに。
ああっそう言えばヌル族もへべれけヨコチン尻相撲大会中じゃった。
確か今日が決勝戦か。どうりで村の雰囲気が、なんというか浮き足立ったような、
村人がウキウキした様子じゃ。酒くさいしな。
同じ価値観を共有するのは大切な事じゃ。合併してもこの祭りは続くことじゃろう。
「ジジイ、来てたのか。ちょっといいか、こっち来てくれ。」エメリさんじゃ。
わしを見て一瞬笑顔になったと思ったら、すぐに困ったような顔をして、
わしの手を引っ張って人気のない所に。
なっなんじゃこのシチュエーションは・・・
まっまさか〜〜〜
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「なんだよ、和美、話って? 体育館の裏なんかに呼び出して、
教室とかじゃダメなのかよ。」
正雄は平静を装ってはいるが、内心胸を踊らせていた。
「う・・・ん。みんなの前じゃ・・ちょっと」
和美はうつむきながら答える。
しばらく二人の沈黙は続く・・・
すると、意を決したように和美の口が開いた
「あっあのね、ずっと言いたかった事があるの・・」
「えっ何だよ、早くいえよ。」
正雄は冷静を装って答えたのだが、内心は心臓の音が和美に聞こえやしないかと、
心配するほど鼓動が激しく鳴り響いていた。
「ま、正雄くん・・・」
「ごくり」と正雄は和美に聞こえるくらいの音で生唾を飲み込む。
「チャック全開だよ、しかもパンツはいてないから1時間目からぼろ〜〜〜んだよ。
ぼろっぐらいだったら言わなかったけど、ぼろ〜〜〜んだよ。」
顔を真っ赤かにしながら和美は言った。そして走り去る。
「ごっくきゅり」と正雄は生唾を飲み込む。
和美が走り去っていった後も、正雄はその場に立ち尽くす。
そしてチャック全開ではみだしたものをしまいもせず、
正雄は教室に向かって歩き出した。
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久しぶりの妄想劇場が始まってしもうたと思うたら、
予想外の長さになってしもうた。
青春じゃな〜〜〜。
ちなみにわしは実際に呼ばれた事はないぞ。
そしてぼろ〜〜んもない。
チャック全開は男なら誰でもあるじゃろう。
わしは52回くらいじゃ。
いかん、いかん、エメリさんに人気の無い所に引っ張っていかれた途中じゃった。
忘れるとこだったわい。
エメリさんは思い詰めた顔で話し出す。
「ジューロー、今日の夜から明け方まで私と一緒に居て欲しい。
絶対に離れないで欲しい。」
なに〜〜〜〜〜エメリさん大胆な・・・
い、いかん妄想劇場2回戦が始まってしまう・・・
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いや、やらないよ。
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すまん、本当はやりたかったのじゃが、進行の都合で。
やっぱり1話に2回は厳しいのじゃ。
話が進まないので続けるぞ。
「どういう事じゃ、エメリさん。何かあったのか?話してみい。」
「実は、今日の尻相撲の決勝戦で・・前回チャンピオンのジョコと
マブシが戦うのだけれども・・・・そのマブシが優勝したら
勝者賞品強制指定券で私と結婚すると公言しているんだ。」
なに、どこでも同じような事を考える奴がおるもんじゃ。
・・・わしの事だけど。
「ジョコが負けるはずないとは思うけど、
もし・・・もし、マブシが勝ったら私を明け方まで守って欲しい。」
真っ直ぐな眼差しでわしをみつめる。
うん・・・・何かこう・・・チューされそうじゃ。
そっと目を閉じてみる。
エメリさんに怒られた。
まあ、ちゃかすのはこれぐらいにしておこう。
勝者賞品強制指定券で指名されても、
夜が明けるまでに相手に捕まらなければ無効とされてしまうらしい。
だから朝まで一緒にいて守って欲しいとの事じゃ。
「そのマブシという奴の事は嫌いなのか?」
「マブシっていうのは村中の嫌われ者さ、粗暴でチンピラみたいな奴らの
リーダーを気取っている嫌な奴だ。
今回の大会だって、相手の不戦勝とか怪しい勝ち上がり方をしていたしな。」
ほう、そんな素行の悪いやつらがヌル族にもまだいたのか。
全然気づかんかったな。
「そうか、分かった。わしもそんな嫌な奴のところへ可愛いエメリさんを
嫁に行かせたくないしな。
セイムさんとエメリさんは立派にわしが嫁にするからな。
わしの嫁にするからな!」
ちょっと力強く2回宣言したら、エメリさんに怒られた。




