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第80話 へべれけヨコチン尻相撲とは

真神です。

すみません、チョコチョコ誤字脱字があるみたいで。

気づいたらすぐに訂正するようにしています。

この間は人名間違ってました。すみません。

ゲタンしかいないのにセコスとか・・・

そんな季節にぴったりの第80話よろしくお願いします。

本当は無視したかったのだが、ふんどし一枚の男達の中にセコスがいたので声をかけた。


「セコス、なんじゃこのむさ苦しいふんどし布一枚男たちは?」

「おう、ジジイ帰ってきてたのか、これか?これはもうすぐ森の民のイベントがあるんだよ。300日に1度のお祭りがな。」


「へ~どんなお祭りなのじゃ。」

「へべれけヨコチン尻相撲だよ。」


でた~~~~~やっぱりあのジョコの時は前振りだったのじゃ。な~~~~っがい前振りだったのじゃ。


「ジューローは知らないかもしれないがな、300日に1回の森の民のお楽しみなんだぜ。このへべれけヨコチン尻相撲は。確かヌル族でも300日1回行われていて、今年は初めてネル族の勝者とヌル族の勝者が戦うビックイベントだぜ。」


「へ~~~~~」

全然興味ない。


「なんだ、ジジイ全然興味なさそうだな。参加資格さえ満たしていれば、誰でも参加できるんだぞ。男なら。」


「へ~~~~~」

全然興味ない。


「そうか、まあ興味ないならいいけど。ジジイは何か不気味だから、できたら戦いたくないからよ。まあ、負けるとは思ってないけど。」


「へ~~~~~」

全然興味ない。


「去年は俺準優勝で、悔しくてよ、あと一歩の所で負けたんだよな。」


「へ~~~~~」

全然興味ない。


「あそこの太ったガタイのいい男がいるだろ、あいつがここ2、3年優勝し続けているへべれけヨコチン尻相撲のプリンス、ベチュだ。単なるデブじゃねーぜ。」


「へ~~~~~」

全然興味ない。


「確か去年は優勝者賞品強制指定券で年に5つしか武器を作らない伝説の武器師ヤサクさんにヤリを作ってもらったんだよな~うらやましい。」


「へ~~~・・・ん?」


「その前はめっちゃきれいな、当時村のアイドルだった嫁さんをゲットしたんだよな~。あいつあんな外見だからモテなかったけど、あれだけはみんなにうらやましがられたもんだ。」


「セコス、その話し詳しく聞こうではないか。というか聞かせろ!」

「なんだ、急にえらそ~に。興味なかったんじゃねーのかよ。」


「セコス、その優勝者賞品強制指定券とやらはなんじゃ?」

「ああ、その年の優勝者に与えられる特典のような物だな。その名の通り何でも1つだけ手に入れられる権利だ。強制的にでもな。」


「それでベチュはアイドルを手に入れたのか?」

「ああ、そうだぜ。拒否権はねーんだ。まあ条件はあるがな。」


「そうか、では今年はわしはセイムさんを嫁にもらおう。」

「俺も今年優勝したら、武器師ヤサクさんにオリジナルの武器作ってもらおうかな~。」


「そうか、では今年はわしはセイムさんを嫁にもらおう。」

「でもなかなかベチュも手強いからな、この為だけに生きているって感じで。」


「そうか、では今年はわしはセイムさんを嫁にもらおう。」

「う~~んやっぱり今年は若手も育って…」


「お兄さ~~ん、わしの事無視するなよ~嫁にくれよ~~。」

「だれがお兄さんだ!気持ち悪い、誰がお前みたいなジジイに可愛いセイムをやるか!絶対ジジイにはやらん!」


「くっくくくく、わしを見くびるなよセコス。わしはセイムさんをぺろぺろするためなら、どんな地獄に落ちようとも絶対に成し遂げる男じゃよ。ふっふっふもちろん同意が前提だがな…ぺろぺろ。」


「なんという、カッコイイセリフを言っている体で恥ずかしいことを堂々というジジイだ…やらん!絶対にセイムはやらん!」


「もう、賽はふられたのじゃぞセコム。セイムさんをわしのこの手に入れる為に。わしはへべれけヨコチン尻相撲に出る。もう恐れはしない!ヨコチンだろうが、ハミチンだろうが、エリチンだろうが、プーチンだろうが倒す。わしは退かん!」


「エリチン、プーチンというのはよく分からんが、強そうだな…だが許さん!妹には、このジジイを指一本触れさせん!」


「ふっふふふふやる気になったようだなセコス。わしを超えられるかのう?それでは最後の質問じゃ、正直に答えろ、セコス。」


ごくりとツバを飲み込む音が聞こえた。こころなしかセコスのやつ緊張しておるのか。ふふふ可愛いやつめ。まだまだおまえのようなひよっこには負けんぞ。


「ふっふふふセコス…へべれけヨコチン尻相撲ってなにするのじゃの?教えて?」


いつもより可愛さ3倍アップで聞いてみました。

てへっ

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