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第72話 ミチとミカの部屋

久々登場のミチとミカ

全ボケです。真面目な話一切なしです

 ここはミチとミカの部屋。時間の流れがゆるやかに流れている。


 「ぼ~~~~くミ~~~チえもん」

 「時間がゆるやかってそういう意味じゃないでしょ、ミチ」


 「いや~~みんなそういうイメージじゃないかな。1度はやった事あるでしょミカ。」

 「や~~~ったこ~~~~とない。ぼくミ~~~カえもん。」


 「……ベタね。」

 「……ベタよ。ってそんなしょうもないオープニングトークはいいのよ! なにミチ、そのつかみはOKみたいな顔は……全然ダメよ、つかんでないわよ、指からこぼれまくりよ!」


 いつものたわいのない会話。ここはミチとミカの部屋。時間の流れがまったりと流れている。


 「ちょっとミカ、これ見てよ、笑える~~、ねえ聞いてる。」


 「いや、その部屋の居間のソファーで横になりながらTV見て、

ポテチ食いながらの尻掻くとか、あんたのまったりのイメージ、セリフだけで当てるの至難の技だからね! わたしだから分かるけれども!」


 「じゃあミカのまったりイメージって何なのよ、セリフだけで言ってみて!」

 「……ぼ~~~くミ~~~カえもん。」


 「ゆるやかもまったりも同じじゃね~~かよ!」

 「さすがツッコミ専門ね。するどいツッコミありがとう、ミチ。

もうオープニングトークはこれぐらいでいいわ。つかみにつかんで、抱腹絶倒よ、今頃七転八倒よ、ミチ。」


 「……いや、それはない。」

 「……人のギャグには厳しいのね、ミチ」


※※※※


 「んで、最近どうなのミチ。」

 「えっなんか~~倦怠期っていうか~~、長く付き合い過ぎたのかマンネリなのよね~~。この間なんかプレゼントを素よ、素でくれたのよ。ひどくない~~。ちょっとは飾れよって感じかな~~、ミカ。」


 「だれが、高校から付き合い始めて、同じ大学に進学したけど付き合いが長いから彼氏が見劣りしてきた花の19歳の悩みを言えっていったのよ。違うでしょ。ジューローでしょ。観測してるんでしょ、今も。」


 「そんなセンチメンタルな事を言いたい年頃なのよ、わたしは。」

「だれが年頃か! 私達にはそんな年頃というか年齢自体ないでしょ。」


 「はいはい、あいかわらずミカはカッチカチね。そういえば昔そんなギャグあったわね。やってみて、絶対受けるわ。ミカの実力なら今、絶対受けるわよ! 抱腹絶倒よ。」



 「この間、カルピスソーダーを買って、おもいっきり振ってやったぜ~~い。そのあと炭酸を抜いて、ただのカルピスとして飲んでやったぜ~~

マイルドだろ~~。」


 「…………………………」

 「……ぞっくぞくするやろ~~、ミチ。」


 「ジューローハイマノトコロナニモナイワ、ミカ」

 「ちょっと、無かった事にするのだけはやめて~~あんたが私に振っておいて、無かった事にするのだけはやめて~~。

 めちゃくちゃ恥ずかしいわ。交差点で信号青になったと思って私一人だけ飛び出したけど、三叉路で信号まだ赤だった時ぐらい恥ずかしいわ。」


 「セリフが長いわ。短的に意表を突く言葉でお願いね、ミカ。」

 「なんでそんなに人のギャグには厳しの……そんな事いったら私も今まではミチに対して甘甘なツッコミしてたけど厳しくいくで! ええなミチ。」


 「わかったわミカ、その勝負受けてたつわ!」

 「望むところよ!ミチ」


 …………………………

 …………………………

 …………………………

 すぅ~~~


 「なんで、すかしっぺやねん!しかも音が聞こえるか聞こえないかのギリッギリの線で。プロか!プロのすかし屋かミチ。」


 「負けたわミカ。わたしの負けよ。わたしのツッコンで欲しい通りの言葉でツッコんでくれた。理想のツッコミよ。これからもこんな私をあなたのツッコミで生温かく包みこんでね。」


 「言わされた感が強くてめっちゃムカつくわ~~ミチ。勝っても全然うれしくないわ~~。なんで私たち段々関西弁やねん。」


 「いや、そんな事よりミカ、あの……」

 「そんなの……」


 ここはミチとミカの部屋。この後も2人のたわいのない会話は続く。


 結局ジューローについての報告は今の所ないようだ。しかし、こんな会話をしていてもミチとミカは遊んでいるというわけではない。2人ともわたしのÅ∂¥*なのだ。

 まだÅ∂¥¥∂⁂を語ることはできない。

 例の介入者とは⁂⁂⁂¥Å∂¥Å∂Å∂¥。

 わたしの∂⁂∂∂∂ÅÅは⁂⁂⁂⁂¥でÅ∂¥Å∂¥だ。

 まだまだ……


 バチーーーーンン


 「あれ、ミカこんなところにゴキブリがいるよ。今殺しておいたけど。」

 「えっなに?ゴキブリ?こんな所にいるわけないじゃない。ていうか、虫一匹どころか、どんな精神体であろうともこの空間には立ち入れないし……まさか、ミチちょっと見せてそのゴキブリ。」


 「あれ、おかしいなさっきここにいたはずなんだけどな……」

 「えっそれどう……」

 「……………………」

 「……………………」


 まだわたしは∂∂ÅÅ⁂⁂∂¥*にはいかない……


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