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第40話 夜のハイライト

 ジューローじゃ…


 「いっいいかい、落ち着いて聞いてくれ、今おこったことをありのままを話すぜい、簡単に言うとダイジェストだぜい。

 会話形式ですすめようとしたらものすごい時間がかかってテンポが悪いから、はしょって書くぜい。

 前回はまるまるマジメな話だけだったからおちゃらけ感が欲しいぜ〜。

 途中からスギちゃんになってるぜい。マイルドだろう〜〜。」


 あの後セコスは

 「俺は実力で右腕になる。そしてゲタンを超える」

 と宣言した。


 まあ、このヌル族にも実力者は大勢いることだし、それら全員に認めさせなければ、いくらゲタンが右腕と言ってもだれも従わないじゃろうしのう。


 セコスの事だから、これから天下一武道会in森の民を開くと言いかねんな。

しかし、それだけは避けねばならん。それだけは避けねばならない理由があるのじゃ!


 なぜなら…戦闘シーンを文字で書き下ろすとなるとどんだけかかるとおもうんじゃ。大変なんだぞ!。全く格闘技の経験ないんじゃから。


 わし作者思いじゃろ(笑)


 あと細かいことをゲタンと話し合った。

 数日この村に滞在して、まず、どんぐりと豆の収穫、調理方法を女衆に覚えてもらう事に。


 次に薬草の知識を身につけてもらう事。これには、うちの村同様、手の空いている子供や老人に仕事を与えて役割を与える。

 そしてその2つをヌル族、ネル族共通の産業に育てるつもりだが、その前に森の民の体質改善が優先事項じゃ。

 ゆくゆくは他地域に輸出品目として独占販売していくつもりじゃ。


 そして狩りは両部族混合にして、仲間意識・競争意識を芽生えさせて行く方向で同意した。武器、知識の均等化なども含めてな。

 いきなり統一するよりは、除々に統一していくほうが、軋轢が小さいじゃろうという事になった。


 そしてわしは、ヌル族の地域を見て回り、何か変わった素材がないか、探りたいと提案した。


 森の資源のポテンシャルはこんな物じゃないんじゃないかな。もっと、すっごいものが隠されていそうじゃ。


 ウランとか…

 出てきても、どうしようもできね〜〜〜。本当に出てきても困るし…


 あとちょと観光目的で若い女子さんを横に付けてくれたらいいんじゃ。贅沢を言えば、まあまあのべっぴんさんを付けてくれればいいんじゃ。話せるだけでもいいんじゃ。この歳じゃと、お金とお酒飲むところ以外若い娘と話す時なんてないんじゃ!


 そういえば夕食を食べ終わって夜も更けた頃に、玄関横にスペードが立ちすくんでいた…商人は今日来てすぐに帰るのだと聞いていたのでビックリした。後でセイムさんとおしゃべりタイムがあると言ってたから待っていたのに何の音沙汰もないので立ち尽くしていたとの事。


 そんな約束すっかり忘れていた。申し訳ないので、明日の日の出後ぐらいから場を設けることにしてお引き取り願った。もう遅いしね。


 その為だけに商人部隊の帰宅を伸ばすスペードって何者?


 よし、それじゃあスペードに便乗してわしが長い事、温めてきた悪のりを実行に移す事にしようかの。


 ヌル族の独身男にもチャンスということでセイム1人と合コンをセッテイングしたらどうなるかという事で、村中にふれまわってもらった。明日の朝が楽しみじゃわい。


 よし、これに成功したら若者の出会いの場を提供するという名目でネルトンとして流行らせよう!と密かに考えるわしであった。

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