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第3話 しつこく2人のツインテール少女

 「本当におおまか担当だな、私!っていうか雑じゃない?私の扱い!」

 「ミチ、のりのりだったくせに…」


 「いや、そんな内輪な話は後にして…本題を話してもらえないですかね?」


 「そうでしたわ。ごほん、それでは改めまして…。」


 「「転生42回、おめでとうございま~~す!」」


 「えっえっ何て? 転生? 42回って中途ハンパじゃない?すごいの。それ?普通100回とか1000回記念じゃないの? どうゆうこと?」


 「ジューローさんの42回というのはとてつもない数なのですよ。今まで来た人の中でも最高は12回だったのですから、もう圧倒的で圧勝な感じのブイブイいわせる数なのです!」


 「へ〜〜〜、そうなんですか…っていうしかないんですけど…。そもそも、42回っていう転生の数が多いと何ですごいの?


 「簡単に言うと“魂の質”の違いです。」

 「え~~~そうだったの!!」

 「って何でミチ知らないの?」

 「いや、ただピカーっていっぱい光ってるのがいいのかな~って思っていた。」

 「うん、それ質。ビジュアル的な質のエフェクト。だいたいあってるかな。」


 「じゃあ他の人も自分みたいに転生の数を増やしてから、ここに呼べばいいんじゃないですか?」


 「それがそういうわけにもいかないんです。ジューローさんがいた地球はとても人と人が感化されやすい空間で、いつでも魂の質が変質しやすい空間なのです。」


 「それは、自分が42回の転生で一度も変質しなかったって事?それは珍しい事なの?」


 「変質とは簡単に言うと、善、中立、悪があるのですが、ジューローと私たちの善、中立、悪の基準はそもそも全然違うの物なんです。あくまでも私があなたに分かりやすいよう地球の言葉で説明したもので…その基準をうまく説明は出来ないのですが…とにかく稀な現象ではありますね。」


 「そうか…そもそも、何で自分だけ42回も転生を?」


 「それはジューローだけ“魂の器”の大きさが全然違うのです。普通の人の“魂の器”は野球のボールぐらいで、5回も転生すれば満杯になり、輝きもそれなりですが、ジューローの“魂の器”は、く○もんの頭部ぐらいの大きさがあります。しかも蛍光灯パルッ○30個分くらいの明るさなのです。2万ルクスぐらい?」


 「ぶ~~~~~っ!! なぜゆるキャラの頭部で例えられたおれの“魂の器”。しかも明るさルクスって…そんなにすごくないんじゃあ…。」


 「いやいや、今は光を抑えているだけですけど、ほら」

 ミカが指をパチンと鳴らすと、自分の体が強烈に発光しだした。


 眩しい…発光しすぎて、自分の輪郭がわからないぐらいだ…確かにすごい。


 「ね、すごいでしょ」と、ミカは自慢げに言って指をもう1度鳴らした。


 光がふっと消えて、先ほどの全裸に戻る。まだ自分全裸かよ…。今更だが恥かしい、何か気恥かしい。


 「安心してください。こちらでは性器というか、ぽこ○んは全然性的に興奮するものではないので。基本私たちも全裸なので、恥ずかしくないですよ。今は服着てますけどwwww」


 …いろいろツッコミたい。こいつをドツキたい!そう思ったが先に進もう。


 「それで、自分は何でここに呼ばれたわけなの?」


 「そうです、これからが話の本題なのですが、ミチ持ってきて。」


 居たのかミチ…さっきまで完全に存在消してたやろ。無やっただろお前…。


 ミチが後ろに置いてあった四角い箱を持ちあげて、自分の目の前に来て箱を差し出す。


 今まで白く濁って箱の中身が見れなかったのだが、次第に霧が晴れていくように中身が露になる。透明な箱のなかには球体が浮かんでいるように見えるが…これは?


 「これは惑星アルガズン。あなたの次の存在空間です」


 大きいのか小さいかもわからない。これが惑星だというのもわからない。なんの感慨も無いが、なんでこの惑星に自分が行くのか…。


 「私たちの仕事の一つに“魂の質”の均一化というのがあります。簡単に言うと、色々な星々が悪くなりすぎなように調節しているのです。なぜ均一化が必要かというのは…ここでは詳しく説明できません。神の御手みてという事です」


 わかったようなわからないような…まさに神のみぞ知るって事かな。


 「それで、非常に言いにくいのですが…ミチ言ってあげて。」

 「待ってました!おおまか担当のうちの出番や!こほん、それでは…





 また次回に続く」

 なにいいいいいいいいいいいいいいいい!

しつこいですか? すみません。

次でやっとミチとミカ終わりです。

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