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第236話 ミチミカ最後の…

 「お久しぶりーミチです。」

 「ミカです。」


 「「二人合わせてミチミカですけど何か?」」


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 「何パクってんのよミチ。」

 「えっなにが?」

 

 「上の二人合わせて~~の部分よ。パクったでしょ。」

 「何言ってるのよミカ。オリジナルよ、わたしの。」

 

 「おぎや○ぎじゃないの。おぎ○はぎの漫才の冒頭部分じゃないの」

 「えっ、ええ~~~本当だ~~~(棒)」


 「確信犯じゃないのミチ」

 「大丈夫だって、今どき誰も知らないわよ。」


 「まあ確かに、もう漫才してる所ほとんどみないからセーフ…か?」

 「…何いってるの?ミカ…誰も知らないっていうのは……私たちの事よ。

  私たちの事は誰も覚えてないわ……」


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 「こわっ、ミチこわっ!いきなり何を言い出すのこの娘は…。確かに211話に出たきりだから久しぶりといえば久しぶりだけど、忘れ去られる程ではないわ…チラッ」

 「そうね…ミカ。そう願っているわ…私も…チラッ」


 「……何これ?」


 「えっ何これっていつものオープニングトークよ、ジューロー。」

 「そうよ、いつもの通り掴みはOKよ、ジューロー。」


 「いや、そうじゃなくて何でわし、またお前等の所にいきなり呼ばれてるのか?っていう事じゃ。」


 そうなんじゃ、明日オランウータン村へ帰るので、城下町のスペード商会でお別れ会を開いてもらい(毎日歓迎会という名の飲み会じゃったけど…)しこたま飲みまくって、騒いで、揺らして? やっと眠りについた所じゃったんだけど。


 真夜中におしっこに起きたら、マブシがゴスンにすすめられて買ったお菊さん人形…じゃなくて、髪の伸びる人形がトイレの目の前で、ふぁっあさぁ~って感じで髪が全部抜け落ちたのじゃ。ふぁっあさぁ~やで? わしは只、ふぁっあさぁ~言いたいだけじゃないで。


 真夜中にそんな髪の抜け落ちた人形見てみ!わし昇天してもうた。

 おしっこ漏らすと思ったじゃろ?

 最近もらしてばっかりだからフェイントじゃ。

 っていうか昇天=死んでしまってる~~~~~~~~。


 …見たか?わしの体を張ったギャグ!

 っていうか死んでしまってる~~~~~~~~。


 それで昇天して目が覚めたら、ミチとミカの部屋だったっていう事でさっきの場面に戻るのじゃ。


 「あの人形の仕業ミチじゃったのか?どうすんじゃ、死んでしもうたぞ…わし」

 「大丈夫よ、今のところ死体に全力で人工呼吸しているわ…人形で!」


 「意味ね~~!あの髪のない…ハゲた人形が人工呼吸…シュール過ぎて笑えねえ」


 「ジューロー安心して、私が次の対処をしておいたわ。」


 「おお、ミカ!ミチと違って安心じゃ!お主なら安心じゃ。で、何を?」

 「今、ゴスンを操ってマウストゥーマウス!人工呼吸をしているわ!」


 「やめて~~!!!おっさんの人工呼吸。返せ!わしの純潔を返してくれミカ!」


 「えっいけなかった?やっぱりマブシの方がよかったのね。失敗したわ…。」


 「…他にいないの?もっと他にいるでしょ?できれば若い娘希望。」


 「まあまあ、ミカとジューローもそのへんにして、後でジューローが体に戻った後、上空から天使のキックを心臓にかませば何とかなるでしょ。」


 「雑!何、その軽い扱い!わし死んでるんじゃよ!殺されたんじゃよわし!」

 「犯人は私よ!」


 「いや、名乗らなくても知ってるよ!散々今まで非難してきたのに?なぜ今カミングアウト?」


 ぜえぜえ、もう気づいてからずっとツッコミまくって疲れたわい。とりあえず…

 「それで、何の用じゃわしに?わざわざ呼び出しておいて。」


 「ああ、そうそう実は…ジューローに重大発表があります!」

 「おお、何じゃ?いいことか?まさか…結婚?とうとう結婚か?わし」

 

 「…いや、それはお前次第だろう。なぜ私たちから重大発表するんだ…。」

 「ん~じゃあ何じゃ?」


 「それでは私事、ミチから発表させてもらいます!それは…

 なんと!ジューローの最後の能力を発表させてもらいま~~~す。」


 おお、やっとか。やっと公表する気になったのか…。思えばこの星に飛ばされた時から…いや、もっと砕けていえばこの小説を書き始めた時からずっと引っ張っていた能力がついに明かされる時がきたのじゃ。


 「まさかとは思うが…展開に合わせて都合よく、その時その時に変えていくつもりじゃったのじゃないだろうな?」


 「いえ、最初から能力は決めていました。それは連載当初からジューローには知られず今ままで行使されてきました。これからもジューロー一族代々と受け継がれてゆくでしょう。」


 「受け継がんでもいいから、早く教えてくれよ。今すぐわしに教えてくれよ。」

 「ファイナルアンサー?」

 「えっ、あはい、ファイナルアンサーで。」

 「オーディエンスはいいですか?使わなくても?」

 「何?ミリオネ○、これ、ミリオ○ア形式なの?だからファイナルアンサーで。」

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 「つづく」


 でた~~~~~~~久しぶりに出た!やっぱり出た!

 しかも、みのも○たバリに長いタメだったな~~


 …………怒られるよ、この引き。


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