第184話 ミチとミカの部屋
ここはミチミカの部屋・・・・
・・・・決して相撲部屋ではない。
・・・・ましてや徹子の部屋でもない。
・・・・いや、なんでもない・・・。
「ツッコメや~~~~ミカ。
冒頭から1人でボケ続けるのは無理があるやろ!
ツッコミあってこそのボケやろ!」
「・・・・・・・・・・」
「・・・ねえ、聞こえてるミカ?聞こえてるんでしょう?」
「・・・・・・えんな・・・・」
「えっなに?なに言ってるの?」
「・・・・・きこ・・んな」
「いや、もっっと大きい声・・・」
「は~~~~~ん!聞こえんなあああああああ~~~~」
ミカが急に声を張り上げ、どなりだす。
「うわっ、何そのウイグル族長なみのムカつく劇画調の顔は?ミカ」
「あ~~あ~~~~今回で184話か~~~~。
ミチはいいわよね~~~152話で熊に乗り移って
散々ボケ倒したから~~~~~~~っ」
「えっ、今ごろその話?それでも32話前よ。」
「32話前でもいいじゃない!私なんて今から52話も前よ!
1日1話づつ、コツコツマジメに更新してるわけだから1カ月半前よ!
前回私が登場したのは。」
「へ~~~、そ、そうなんだ~~~。」
「1カ月半っていったら、子どもが産まれて一番大変な時期だよ。
お母さんの育児疲れで、精神的に一番辛い時なのよ。わかる?」
「いや、何?その育児に例える具体的な1カ月半は?」
「毎日2時間置きにミルクあげて、眠れないのよ!
旦那は仕事が忙しいからって、育児に全然協力してくれないし!」
「まあ、子ども作る時はあんなに、協力してくれたのにね。グシシッシ。」
「・・・・ミチ、イライラしている時の下ネタほど殺意を湧きたてるものは
ないのよ・・・・八つ裂きか、煮っ殺がしかどっちがいい?」
「こわっ!ミカこわっ!煮っ殺がしって食べ物よ!
そんな当て字じゃないわよ!しかも2択? 2択しかないの、私!」
「わたしの怒りはそれぐらいっていう話よ、ミチ。」
「はっ思わずボケ担当の私がこんなにもツッコンでしまった。
いつもはクールなミカも出たかったんだね~~やっぱり。」
「そうよ、今度は私がジューローに忠告しにいくわ!
小林幸○並の巨大な舞台装置を携えて・・・私、行くわ!」
「ミカ・・・何しに行くねん・・・本来の目的から逸脱しすぎよ!
それに小林○子は、昨年4年ぶりの紅白出場で多忙だから舞台装置は
借りられないわよ。」
「・・・いや、借りんし!ものの例えだから・・・ミチ」
※※※※
「で、本当は何に集中していたの?ミカ」
「ん~~実はここ最近ず~~~っと“あの方”とコンタクトをとろうと
しているのだけど・・」
「えっ“あの方”と?何で?」
「さんざん今まで、ミチとミカのコーナーで言っていたじゃない。
終わり際にぼそっと。
思わせぶりに!自分で言うのも何ですが~~~~。」
「そうなの?わたし全然聞いてなかったわ。ごめんごめん。ミカ」
「まったく、気楽でいいわね~~~ミチは!ボケていればいいんだもの。
頭自体もボケていればね。ぷ~~~っふふふふふふ。」
「全然聞いてなかったのだけど、60話の“これはもうしばらくしたら、あの方に
報告したほうがいいな”とか、132話での“まだまだ楽しませてくれそうね・・・
私たちを・・そしてあの方を”のことかな?ミカ。
いや、全然覚えてないんだけどね。」
「めっちゃ覚えてる!一言一句覚えてる!
まるでコピペしたかのように一言一句一緒(笑)!」
「それで?コンタクトとれないの?あの方と。」
「そうなの。大分まえからジューローの件でコンタクト・・・」
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================プツ==================
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「うそ、今感じた?ミチ」
「ええ、感じたわ。ミカ」
「間違いない、あの方の力を感じたわ、ミチ。」
「ありえない。あの方が力を使うなんて・・・・」
「いったい何に力を・・・いえ、いったいなぜ力を・・・・」
いつものツインテールの姿形を留めることを忘れ、
驚きに包まれるミチとミカ。
その部屋にはいつもの喧騒に代わり、静寂が支配していた。
いつまでも・・・いつまでも・・・・・
「でさ~~~、このピアスみて?かわいくない?ミカ?」
「ってあんた、すんごい事なのよ、これ?分かってる。
っていうか、ダサッ!ミチダサッ!
どこがかわいいのよ、そのピアス・・だいたいね~・・・・・・・」
・・・全然静寂が支配してないやん!
何が「いつまでも・・・いつまでも・・・・・」や、偽りか!
いったい誰に対してのツッコミなのか・・・
永遠の謎である・・・・




